ゲーム内容
戦ノ国 天下統一指南書
いよいよ発売となりました、『戦ノ国 もののふ絵巻』!
すでに皆さんの手元に届いていると思いますが、どのようにプレイしてもゲームオーバーとならない、
戦国大名の自由な生き様を楽しんでもらえるゲームです。
しかし、序盤のポイントが分からず、なかなか伸びることができない、と悩んでいる方もいるかと思います。
そこでワタクシ「くろ」が軍師として、不慣れな方でも、この通りにやれば序盤を乗り切れる、
皆さんに必勝の指南をすべく参上した次第です。
ワタクシの指示通りに行い、序盤を乗り切れば、天下統一も夢ではありません!
今回は皆さんご存知「織田信長」での序盤を指南したいと思います。
各ターン・各フェイズごとに説明しますので、この通りに進めてみてください。
●四月政治フェイズ
- コマンド[内政]で数値を『農業九、商業五、鉱山〇』に変更する※図1
尾張に鉱山はほとんど無いので、内政値を思い切って0にして、農業効率を上げます。
農業は石高に直結していて、石高に応じて人口(兵士)が増えます。
要は「兵士が増えやすい国造り」を目指すということです。 - 俸禄を『信長20千、勝家20千、佐久間20千』に変更する※図2
この三人は一目瞭然、武威が高い武将です。
俸禄に応じて指揮できる兵士が増えるので、武威の高い武将により多くの兵士を指揮させる為です。
図1 |
図2 |
●四月戦略フェイズ
- 全員で統治を行う※図3
統治を行うと治安が上がりますが、兵士も損害を受けます。
兵士数のことだけを考えると勿体無いと思うかもしれませんが、治安は非常に重要です。
治安のパーセントは『国の収入のパーセント』に直結しており、初期の50%では本来の収入の50%しか貰えないのです。
豊かな国を持っているからこそ、その利点を100%生かしましょう。 - 1年目の合戦は一〇月まで絶対にしない※図4
歴史が好きな方ならすぐにピンとくると思いますが、この時代の兵士は基本的に農民です。(まあ、この辺りを信長が改革していったのですが)
4月から9月まではいわゆる『農繁期』で、兵士の動員には余分にお金(財)がかかります。
始めたばかりでは高いのか安いのかわからないと思いますが、少なくとも現状でも3人選択しただけで 半分の財が必要です。
毎月の俸禄の支払いもあることだし、ここは自重しておきましょう。
図3 |
図4 |
●五月戦略フェイズ~六月戦略フェイズ
- 全員で統治を継続する
●七月政治フェイズ
- この政治フェイズでは基本的に何もしませんが、今後の合戦を見据えて斉藤家あたりと外交を行うのも良いでしょう。
ただし、外交は必ず成功するとは限りませんので、今回は行わない(行ったけど全て失敗した)という状況で進めます。
●七月戦略フェイズ~八月戦略フェイズ
- 全員で統治を継続する
統治をすると兵士が減るのはすでに教えましたが、この辺りから補充される兵士数が多くなり結果として ジワジワと兵士数が増えてきているはずです。
内政効果を実感できる瞬間ですね。
●九月戦略フェイズ
- 信長、勝家、佐久間で統治する
あと少しで治安も100%になるので、ここらへんで予算を抑えましょう。
この3人だけでも治安は100%になったはずです。
●十月政治フェイズ
- 十月は石高に応じた米の収入が加算されるので、1年の中で最も財が増える月です。
逆に言えば、ここの収入で立ちゆかない財政なら、俸禄を減らすなどのリストラが必要になります。
まあこの半年間、内政に励んだおかげで織田家は安泰になっているはずです。※図5
収入が入るとつい俸禄を上げてしまいたくなりがちですが、ここではまだ上げません。
現在保持している実際の兵士数と、俸禄で持てる最大兵士数の差がまだあるからです。
俸禄は設定した俸禄を12分割で月払いしているので、無駄に上げると予算がもったいないですよ。
図5 |
●十月戦略フェイズ~十二月戦略フェイズ
- すぐにでも合戦をしたいと思うでしょうが、この期間は何もぜすにただ時間を進めます。
あなたが何もしなくても、少しずつ兵士が増えているでしょう?
合戦での勝利をより確実にする為に、敵との戦力差は最大限にしておきたいので、 基本的に俸禄に応じた兵士数が集まるまで合戦はしません。
もちろん、時間を与えると敵も兵士が増加するような場合は別ですよ。
●一月政治フェイズ
- 武将の仕官はとりあえず受け入れる
ここで今までとは違う画面を見ることになると思います。そう、様々なイベントが発生するようになるのです。
その中でも特に重要なのは『武将の仕官』です。
仕官してきた段階では、どんな武将なのか想像するしかありませんが、基本的に無条件で仕官は受け入れます。
武将がいて困ることはあまりないですし、放っておくと敵側に仕官して敵対することになります。 - 武威の高い武将に俸禄を集中させる※図6
もちろんいないよりはマシなのですが、基本的に武威4以下の武将は合戦で役立たずです。
国全体の兵士数も限られている現状では、武威の高い武将に集中して兵士を持たせることで、より大きな攻撃力を与えます。
今回はかなり極端にしていますが、こういった思い切りも良いです。
図6 |
●月戦略フェイズ
- もう少しで兵士数が揃います。確実な勝利の為に、この月までは自重しましょう。
●二月戦略フェイズ
- 侵攻をして領国を広げる※図7
今回は伊勢に信長、勝家、長秀で侵攻させます。
基本的に伊勢が一番の狙い目ですが、他国の侵攻によって状況が変化する場合もあるので、 必ず伊勢というわけではないです。
侵攻する基準は『自国の守備に問題がなく、確実に勝利できそうな相手と合戦する』です。
今回は強敵がまだいるので、最大でも半分程度しか侵攻させられませんね。 その半分の戦力でも落とせる国を狙いましょう。
外交で同盟を結んでおくのも良い方法です。
また、ここでの侵攻費用を見ると、先程説明した『農繁期』との費用の差がわかると思います。
兵士数が増えているのに、まだ少ないでしょう?
図7 |
●伊勢での合戦※図8
- 戦力的に優っているので、敵はすぐに篭城するでしょう。
しかし兵士数と武威で優っている織田軍なら篭城戦でも難なく勝てます。
図8 |
●三月戦略フェイズ
- 全員で統治を行う
新たな領国を手に入れても、やることは同じです。まずは国力を上げる為に統治しましょう。
また、大名情報で織田家を見てみましょう。すでに50万石を超えているハズです。
この時点でたぶん北条家を抜いて、全国で一番石高の高い大名家になっていると思います。※図9
図9 |
●四月政治フェイズ
- さらに俸禄を上げて、次の合戦に備える※図10
国が増えて石高も増え、現状の俸禄で持てる最大の兵士数まで兵士がいるのなら、迷わず俸禄を上げましょう。
これでさらに戦力が整いますね。
図10 |
●四月戦略フェイズ~十月戦略フェイズ
- 全員で治安が100%になるまで統治を行う
継続して行っていれば、十月ごろに伊勢の統治も完了するはずです。
途中の政治フェイズで外交を行うのも良いでしょう。国力が上がっているので、成功する可能性も上がっているハズです。
しかし失敗する可能性があるので、今回は外交を行いません。
●十一月戦略フェイズ
- 松平家との戦いに備えて武将を移動させる※図11
武威の高い(兵士を多く持った)武将を尾張に、それ以外を伊勢に移動させます。
これは次に備える相手を敵対度の高い松平家にした為です。
この状態から領国を広げるには色々と選択肢があるのですが、敵対度が高いと侵攻される可能性も高いので、 防衛の意味を込めてこの状態にしておきましょう。
図11 |
●その後…
現段階での合戦は意外とリスクが高いです。というのも、武将の数を考えると、どうしても尾張の守備に不安が出ます。
せっかく統治した尾張や伊勢を取られる方が勿体無いですよね?
しかし、ここまで国力を準備できれば、そう簡単に負けることはないはずです。
ここはどっしりと腰を据えて、戦略を考えてみましょうか。
- 松平家と合戦を行う
首尾よく斉藤家と同盟が結べていれば、この選択肢が一番良いでしょう。
尾張の全軍で三河に侵攻できるので、ほぼ間違いなく勝てるハズです。
松平家の背後には宿敵今川家が控えていますが、三河の守備も大丈夫でしょう。
また、上手くいけば松平が降伏してきて、今川家への防波堤になってくれます。※図12 - 紀伊半島の制圧
紀伊畠山家は領国を2つ持っていますが、武将は当主一人です。
紀伊は侵攻するだけで簡単に手に入れられます。
大和や伊賀も単純な戦力比較なら、全く敵ではありません。必ず勝てます。
…しかし、勝った後のことを考えていますか?
領国が長く伸びると、間の領国を取られて分断されて武将の移動が不可能になります。
それに戦力を西に向けると、松平家が動く可能性が高いですね。
松平家となんとか和解できれば、西に向かって一気に勢力を拡大できるのですが…。 - 斉藤家と合戦を行う
隣接する国の多い美濃は、いわば通行の要。抑えておけば色々な戦略を考えることができます。
額面上で織田家の動かせる戦力を考えれば、勝てる見込みは薄いです。
しかし、斉藤家の武将情報を見てみましょう。忠誠度が低い武将が多くありませんか?
合戦時には「調略」が行えますよね?これで相手を調略できれば戦力差は逆転します。
調略できなくても、勝手に裏切ってくれることも期待できます。
いずれにしても、一度の合戦では難しいですが、何度も合戦を繰り返せば勝機が見えてくるでしょう。 - チャンスを待つ
「果報は寝て待て」とも言いますし、しばらく様子を見るのも作戦のうちです。
織田家や尾張周辺には史実通りに優秀な武将が続々と登場します。
彼らの登場を待ってから侵攻するのも良いですね。
それに斉藤家と松平家も合戦を行っているようですし、あわよくば漁夫の利ってこともあります。
図12 |
●注意点
大名家には他にも色々なイベントが発生しますが、時には戦略に大きな影響を与えることがあります。
この指南の中で発生する可能性がある、重大なイベントについて説明しておきます。
- 平手政秀の死亡※図13
織田家の重鎮である平手政秀の死亡は、やはり重大な損失となります。
というのも、一番最初に変更した内政値が下がってしまうのです。※図14
内政値の合計は『当主の魅力と部下の最大魅力の合計値』で決まります。
平手政秀は家臣の中で最も魅力が高いので、死亡すると合計値が下がってしまうのです。
逆に平手政秀よりも魅力の高い武将を早い段階で家臣にできれば、内政値の合計は上がります。 - 将軍の下向※図15
大名家の石高が50万石を超えると将軍が下向する可能性が出てきます。
将軍が下向してきて大名家に居座ると、以下のような影響が出ます。
・大名家の収入の2割が自動的に献上される(大名家の収入が減る)
・大名家の威信が100になる
・武家寄りの大名家との敵対度が下がる
・公家寄りの大名家との敵対度が上がる
・官職が取りやすくなる
図13 |
図14 |
図15 |
…とまあ、色々ありますが、基本的に将軍は不要です。
収入の2割を持って行かれるのは、序盤では特にキツイですから。
但し、将軍は1大名家に1度しか現れませんので、一度断るともう二度と下向してきません。
(受け入れた後に追い出すことはできます)
上記点を考えて、判断してください。