オーストリア戦役-Deep breath at the wheel of Donau side-|サイフォンが放つ一人プレイ型タブレットウォーゲーム
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オーストリア戦役 作戦研究

 ■ドナウ戦役new!

 ■ランツフートの機動

 ■ワグラムの戦い


ドナウ戦役

■キャンペーンシナリオ

ドナウ戦役

 キャンペーンシナリオでは、【決戦マップ】にて【前哨戦マップ】で残ったユニットと、全滅したユニットの一部が復活して登場します。登場する位置には優先度が設定されています。


①前哨戦マップ:レーゲンスブルク

 オーストリア軍がバイエルン(マップ上付近)へ侵攻した状態ですが、フランスの防衛線に対して縦列気味に布陣している関係で、総ユニット数では優位であるものの、敵ユニットの正面戦力ではそうとは言い切れません。 加えてオーストリア第5軍団は、序盤から集中攻撃を受けるので被害が発生します。オーストリア軍の作戦としては、序盤は突出してきた敵を確実に撃破。敵の防衛線に穴が開いたら攻勢に移るのが得策と言えます。

ドナウ戦役

②決戦マップA:シュヴァルツヴァルト

 前哨戦マップでの結果が優勢である場合、こちらのマップでの決戦となります。前哨戦で被害を受けたフランス軍ユニットは、バイエルン兵で補充を受けて【攻撃力が-1】の状態で復活します。オーストリア軍は残ったユニットのみ登場します。
 フランス軍の布陣は、右翼と左翼が鋭角に配置されています。正面から攻撃を仕掛けると両翼の部隊に反撃を受け、両翼から攻撃すると突出してしまった部隊が反撃を受けます。オーストリア軍の部隊数が多い場合は、両翼包囲から敵の配置を崩し、各個撃破する事が望ましいと言えます。

ドナウ戦役 ※□:歩兵軍団、△:近衛軍団、数値は優先順位です。

<配置一覧>
オーストリア軍中央HQ、第1予備、第2予備
右翼第1軍団、第2軍団
左翼第5軍団、第4軍団、第3軍団
前進第6軍団
フランス軍中央皇帝近衛、暫定騎兵A、暫定騎兵B
右翼第4軍団、第7軍団、第2軍団
左翼第3軍団、暫定軍団


③決戦マップB:アスベリン・エスリンク

 前哨戦マップでの結果が劣勢である場合、こちらのマップでの決戦となります。追撃してきたフランス軍の部隊が登場し、またザクセンで編制された新軍団が援軍として登場します。オーストリア軍は残っている部隊と、地元効果で再編成された予備軍団ユニットが登場します。
 数で劣勢のフランス軍ですが増援が到着するとその形勢が変わり、オーストリア軍はその側面から司令部を攻撃される危険性が出てきます。この対策としていくらかの部隊をその方面に残しておく必要があります。また、左翼側が崩壊しても司令部が危険に晒されるので、その注意も必要です。

ドナウ戦役 ※□:歩兵軍団、△:近衛軍団、数値は優先順位です。

<配置一覧>
オーストリア軍後衛HQ、第1予備、第2予備
前衛第1軍団、第2軍団、第3軍団、第4軍団、第5軍団、第6軍団

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■ヒストリカルシナリオ

ランツフートの機動

ワグラムの戦い

 こちらのシナリオはフランス軍プレイモードとソロプレイモードの2種類となります。まずランツフートの機動と呼ばれる機動戦を1stミッションで体験し、その後2ndミッションエックミュールの戦いへ進むという流れになります。
ランツフートの機動戦では、アーベンスベルクの戦いトイギ・ハウゼンの戦いと呼ばれる前哨戦を行います。


ワグラムの戦い

■フランス軍の作戦

・1stミッション
 オーストリアの第5軍団フランス第3軍団の後方へ登場した事から、フランス第3軍団のダヴー元帥が異変に気付き、このオーストリア軍を撃破しようと行動に出ます。よって史実通り、第7軍団第3軍団で敵の撃破を目指します。
 なおフランス本国からナポレオンが到着し、またランヌ元帥率いる暫定軍団(騎兵部隊)も登場します。これらの部隊を駆使してランツフートの攻略を目指して下さい。歩兵部隊でランツフートを目指す事も可能ですが、次の2ndミッションのことを考えると移動力の高い部隊で機動する方が効率的です。


ワグラムの戦い

・2ndミッション
 オーストリア軍の本隊が到着していますが、小出しに登場する為、ここは史実通りに各個撃破を目指す事が望まれます。撃破が遅れて敵が集結してしまうと、戦力比が逆転してしまい次第に不利になります。
 1stミッションでは敵を包囲して有利に展開できたかと思いますが、2ndミッションではそれとは逆の展開となります。戦力が分散している事から戦線を伸ばしてしまうと不利な状態に陥り、逆に各個撃破されてしまいます。この点に注意する必要があります。

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ワグラムの戦い

ワグラムの戦い

■フランス軍の作戦

 フランス軍は単純に敵第1軍団を破り、敵司令部を撃破すれば勝利です。この部分の防御線は最も薄く、司令部までの最短距離となります。しかしながら、これを阻む要因があります。ひとつはフランス第9軍団の戦闘力が低く、隣のイタリア軍とも連携が取れない点です。これでは打撃力が不足し、返り討ちに合います。もうひとつは、敵予備軍団の存在です。離れて配置されているものの、騎兵部隊で行動範囲が広く、反撃力は非常に高いと言えます。
 こうした理由がフランス軍の正面突破を阻む要素ですので、右翼からの攻撃で敵の第2、第4軍団を撃破し、敵司令部まで到達する作戦が無難と言えますが、この戦線の敵数は多く、簡単には突破できません。しかもイベントによりヨハン大公の援軍が到着するので、その前に決着をつける必要があります。この間、左翼を守り続ける必要があり、フランス第4軍団が防御戦を展開します。場合によっては東へ後退し、防御線を縮小した方が楽になる場合もあります。
 このシナリオは兵数で有利なフランス軍が内線、劣勢のオーストリア軍が外線となり、両翼の戦闘で勝ったフランス側が勝利しました。しかし左翼が崩壊すると、逆に負けた可能性が高い戦いですので、最後まで注意が必要です。


■オーストリア軍の作戦

 オーストリア軍は、司令部前の防御線が薄くて脆いのですが、左翼に配置された予備軍団の反撃力は非常に高く、敵の攻撃を跳ね返し、反撃に移る事を可能とします。また敵前衛の第9軍団とイタリア軍は、戦闘力に乏しく連携も取れない為、この弱点を予備軍団で崩せると展開が楽になります。敵の左翼には強力な部隊が配置されており、ここを崩すのは容易ではありません。しかし敵の左翼側には、これを崩すだけの自軍戦力が不足しています。
 こうした状況から、オーストリアの第2軍団は第1軍団が撃破された時の予備、第4軍団はその場合の更に予備とし、この前面部分では防御戦を展開しつつ、敵第9軍団を崩し、敵左翼の第4軍団を孤立させ撃破していく作戦が望ましいと考えられます。但しオーストリアのこの方面の戦力は乏しく、後続の戦力を逐次投入・逐次撃破される可能性が高いので慎重な行動が求められます。
 この会戦は東西20kmにも及ぶ戦場で、この長距離の伝令に時間がかかり、巧く組織展開できなかった点がオーストリアの敗因となりました。ゲームの中では、正面、右翼、左翼を巧く部隊展開する事で勝機が生まれるシナリオです。

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