プレイレポート1
デイリースポーツインタビュー記念レポート
-悪徒平家を滅ぼさん-
叔父の新宮行家どの曰く「平家に兵なし。いざ立ち上がれ源氏の英傑達よ!」…と。どこぞのアニメ話の如く、威勢よく以仁王の令旨など持ち込んできたものの、叔父貴どの同様、非常に如何わしきものなり。だが駒王丸改め、木曾の虎次郎・義仲、ここに起つ事を決心す。
源平争乱では、各勢力及び武士団には相性が設定されている。初期設定や、変化のあり方などは、歴史上のいきさつ等も考慮しての設定なのだ。吾妻鏡でも我への讒言事多き甲斐の武田などとは、やはりゲームの中においても宜しくない関係である。ゲームスタート後、早速こちらへ攻め込んできた。
我が義仲軍の最初の目標は、信濃北の制圧とした。この地より平家勢力を駆逐し、打倒平家の主軸へ成長していく為である。源平争乱では、敵対勢力が存在する国へ進撃する事が可能だ。逆に言うと敵対勢力がいない国へは進撃できない。我々は悪徒打倒の為に立ち上がったのであり、古の平将門のような反乱軍ではないので当然である。
-戦は兵の数で決するのではない-
源氏の歴史は内輪もめの歴史でもある。叔父貴どのも嘆いているであろうが、今回の武田が攻め込んでくる事がその象徴だ。信濃北へ攻め込む前に、甲斐の武田が攻めてきたがこれを難なく撃破。結果、これからの戦いの景気付けをして貰った格好となる。合戦では兵の数もさながら、士気値の存在が大きい。この値は合戦中、常に上下するのだが、義仲軍は義仲のおかげでこの値が上がりやすく、合戦を優位に展開できる。寡兵で大敵を打ち負かす事も多いだろう。
武田を撃破した勢いで信濃北へ軍を進める。今回は平家の追撃もなく、あっけなく制圧できたが、追撃が行われた場合は合戦となる。何所ぞの者が平家は弱いなどと言っていたが、そんな事はあるまい。平家の力は強大である。源平争乱では、ミッションを達成した軍はひとまず解散する。ミッションごとに軍を編成するシステムなのだ。ここでは信濃北へ進軍というミッションを達成したので解散となる。今回軍を進めた結果、多くの信濃武士の支持を得る事となり、支持勢力を拡大できた。
武田を撃破し信濃をも掌握した我が勢力は、多くの武士団の支持を得る事ができたようだ。この勢いをもって、悪徒平家の手先である越後の城氏へ攻め込む事となる。その為の軍を編成するのだが、今回は多くの国から参加してもらう事ができた。まず挙兵する国を選択した後、最初の三ヶ国(紫色)までの動員率は優遇されるシステムを取っている。多くの武士団の支持を得ている国を優先しよう。
挙兵の指示を出すと、選択した国々より武士団が駆けつけてくれる。だが、支持してもらえているからと言って、確実に駆けつけてくれる訳ではない。合戦が続くと疲弊もするし、距離が離れていても難しいだろう。また合戦に正当性がないと、参加を拒否する武士団も出てこよう。逆に突然参加してくれる武士団もいる。先祖代々の繋がりがあるのか、我が勢力の勢いになびいているのか知らないが、後者であるならば、またあっさり裏切る事であろう。油断してはいけない。
源平争乱では国中の武士団の過半数支持を得ると、国衙(こくが)を掌握できた事となり、武士団はより多くの兵を合戦へ連れてくる事ができる。刀のマークは武士団の規模であり、当然ながらひとつのマークより、ふたつのマークの方が多くの兵を連れてこれる。中盤から終盤にかけて、朝廷から知行国だと認められると、この兵数は更に増える。刀マークひとつにつき、最大360人までの兵を連れてくる設定としている。
-我こそは将軍義仲ぞ-
実際に大将軍の地位を賜るには、まだまだ先の話であるが、勢力の勢いが増してくると、普段は振り向きもしない連中がなびいて来るようになる。上野の新田など、普段は面白くも無い勢力であり、臣従を持ちかけてもアッサリと断ってくる。
*源平争乱では1ターン1コマンドなのだが失敗してもペナルティはない
しかしながら、失敗しても好意度が落ちる事のないシステムの源平争乱では、合戦の合間に何度も外交活動を持ちかける事ができる。続く要請に耐えかねたのか、ついに新田も我が配下となる決心をしたようだ。
こうして合戦の合間に足場を固めつつ、上洛の準備を進める。平家側の軍は大軍である。うっかり誘い出せれると痛い目にあって、これまでの支持を一気に失いかねない。だが近江の山本義経どのが防波堤になってくれている内に、なんとか上洛したいものである。彼が居なくなると、耐久力のない我が勢力は不利であるからだ。
なんだかんだで、平家打倒の主軸となりいざ上洛。連戦が続いていたからか、士気が落ちている平家軍を他愛も無く撃破し、後白河法皇に謁見できる立場となる。すると一気に支持してくれる勢力が増し、如何にも天下人気分となる。だが平家の勢力はまだまだ大きく、油断は禁物である。ここで新たに使えるようになった朝廷コマンドを用い、木曾を知行国として認めてもらった。調子にのり先祖代々所縁の地、河内の知行国を続けて認めてもらおうとするも、これには断れられてしまう。まだまだ働きが足らないようだ。
-いざ天下草創の道へ-
油断大敵。上洛後、しばし浮ついていると、平家の軍に京を乗っ取られてしまった。凄い勢いで支持を失うも、ここからの盛り返しこそがゲームと人生の面白さなのである。再上洛を果たし、今度こそは平家を打倒してみせよう。
未だ平家の打倒も終わっていないながら、不気味な存在の奥州藤原氏を眺めてみる。これまで彼らを刺激せずに進めてこれたので、無事に上洛を果たせたようなものの、彼らが動き出したらどうなっていたであろうか。彼らを屈服させるには、新田や佐竹などにも活躍してもらわねばならない。天下草創への道は、まだ始まったばかりである。