ドイツポーランド戦役‐Case of the campaign by Napoleonic kernel‐|サイフォンが放つ一人プレイ型タブレットウォーゲーム
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ドイツポーランド戦役 作戦研究

 ■イエナの戦い

 ■イエナアウエルシュタットの戦い (new!)

 ■アイラウの戦い (new!)

 ■フリートラントの戦い (new!)

 ■ドイツ戦役(準備中)

 ■ポーランド戦役(準備中)


■ヒストリカルシナリオ

イエナの戦い

イエナの戦い

■フランス軍の作戦

 フランス軍はユニット数で勝り、軍団効果と回復効果が存在し、最後に強力な援軍が到着する関係で時間の経過と共に有利になります。なおタイムオーバーでもフランス軍の勝利となります。  フランス軍の行動指針として、突出したネイの第6軍団の対応に悩まされます。ほぼ第1手番で混乱させられると思うのですが、次に手番が回ってきた時に回復行動を取るのか、見捨てて敵の撃破を目指すかの選択です。
 何よりユニット数が少ない敵からするとユニットを削られる事が一番嫌な結果ですが、部隊集結が終わっていないフランス軍は部隊が分断しており、それほど豊富に部隊が存在する訳ではありません。できる事なら敵を減らしつつ、援軍到着と同時に決着をつけるのが楽かもしれません。
 このシナリオはフランス軍主力対プロイセン軍支隊の会戦という事で、フランス軍が有利な設定ではありますが、それでも敵は欧州随一の陸軍大国プロイセン軍です。不用意に突出すると痛い目に合うので慎重な行動が求められます。

■プロイセン軍の作戦

 プロイセン軍はレートで差がないものの、初期設定で軍団効果と回復効果がない為、乱打戦になると撃たれ負けます。そこで突出したフランス軍ユニットを削っていくか、戦線の端のユニットから削っていくしかありません。
 まず最初は史実通り、敵の第6軍団への攻撃が妥当です。できるだけ戦力を集中させて除外して下さい。その後は前進する事なく、出てきた敵を叩くに尽きます。
 敵が出てこない場合は戦線の端のユニットから攻撃し、2ユニットを攻撃しなければならない場合は可能な限り同一軍団への攻撃を避けて下さい。なお、北方の分遣隊の扱いには注意が必要です。図では皇帝近衛軍団を攻撃していますが、このユニットが南下する事で、このユニットを攻撃してくるフランス軍が移動してきて部隊を集中させてしまいます。北方に位置し第4軍団の引き付け役に徹する事で、フランス軍を分散させる事ができます。
 こうしたことから、勝利を収めるには援軍ユニットの戦線投入が欠かせません。部隊数は僅かですが貴重な存在です。ただ援軍はフランス軍の方が強力なので、これらの部隊が到着する前に決着する事を目指したいものです。  

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イエナアウエルシュタットの戦い (ver1.0.0.0実装)

イエナアウエルシュタットの戦い

■フランス軍の作戦

 イエナの戦いとアウエルシュタットの戦いのふたつの戦いとして語られる会戦をひとつにまとめたシナリオですので、初期配置でフランス軍は南北に分断されています。敵は伝統のプロイセン軍ですが、ザクセンとの連合軍であり【軍団効果】と【回復効果】が初期設定ではありません。この為「強制戦闘」を含む長時間の戦闘となると、次第に有利に展開できます。よって積極的に攻勢に出ても損ではありません。
 フランス軍の利点と弱点は、近衛親衛ユニットが移動・戦闘ともに可能な事です。これにより敵を有利に撃破する事ができますが、逆に出すぎると反撃されて撃破される場合があります。フランス軍は強力な軍団制でユニット化されている為、戦力ユニットが全滅する可能性は低いのですが、近衛親衛ユニットが撃破される事に注意しておけば、勝利の可能性は高まります。なお、時間軸+4で強力な騎兵予備が援軍として登場しますが、近衛親衛ユニットが敵に攻められている状態であれば、心強い戦力の登場となります。
 史実ではフランス軍は未曾有の大戦果を得てプロイセン軍に勝利しましたが、本会戦ではナポレオンの思惑も、プロイセン側のブラウンシュヴァイク公の思惑も当たらず、ただ結果としてフランス軍が大勝利したという戦いですので、シナリオにおきましてもちょっとした不注意から敗北する事もあります。

■プロイセン軍の作戦

 史実では南北に分断され、更に総司令官であったブラウンシュヴァイク公が早期に負傷してしまった事で、全体の指揮系統がまとまらず、大敗北を喫した会戦ですが、本シナリオでは主力である北軍の行動が勝敗に大きく影響を与えます。実際には北方のフランス第3軍団に戦力を集中して消耗しますが、この戦力を南方に向かわせる事と南軍の援軍として登場するリュッヒェル率いる予備軍の登場により、一時的に戦力を拮抗させる事ができます。この瞬間が勝機です。
 ホーエンローエ率いる南軍の役割はフランス軍南翼の引き付け役であり、その事で敵の防御線は薄くなります。但し戦力差があるので、この状態はそう長くはもちません。敵の防御線が薄くなった時に北軍が投入されると更に弱まります。ここでリュッヒェルの増援が東進すると、北軍かリュッヒェルの軍のどちらかの戦力が近衛親衛ユニットへ接敵できる可能性が高まります。ひとつの会戦としてとらえたこのシナリオでは、こうしたプロイセン軍プレイが楽しめます。

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アイラウの戦い (ver1.0.0.0実装)

アイラウの戦い

■フランス軍の作戦

 敵は①②③の戦線の角から攻撃してくる可能性が高いのですが、序盤のフランス軍の予備戦力は南方に配置された騎兵予備のみです。よって③へ攻撃してきた場合は予備戦力でのカウンター攻撃が可能ですが、①や②へ攻撃が開始された場合は軍団効果を頼みに防衛戦を展開するしかありません。但しフランス軍に援軍が登場すると、この戦力を以って反撃に移る事が可能となります。特に騎兵予備との組み合わせでの南方からの反撃は、高い打撃力で敵を撃破する事が可能です。
 こうした配置なので①や②から戦線が崩された場合、近衛親衛ユニットを南下させて防御戦線を1ヘクス南に張り直し、援軍の到着まで踏ん張る作戦も検討すべきです。この場合、新たな防御戦線に張り付いた敵を、時間軸+4で登場する第6軍団と共に挟撃する事も可能となります。とにかく戦線が崩れても戦線を張り直し、援軍と予備で反撃を狙うシナリオとなります。
 このシナリオは両軍とも大きな損害を出し、ロシア軍が後退した事でフランス軍が勝利を宣言した戦いです。会戦後、戦場を目にしたネイ元帥曰く「なんと無常な地獄絵図だ」と評したくらいの悲惨な戦いでした。

■ロシア軍の作戦

 ロシア軍は初期設定で「回復効果」が設定されています。この点がプロイセン軍よりも粘り強さに反映されており、積極的に攻撃を加える事を容易としています。なお攻勢のポイントとしてはフランス軍の急ごしらえの防御戦線のうち、①②③からの攻撃が考えられます。他に迂回して騎兵予備を攻撃する選択もありますが、こちらは③と同様にカウンターをもらう可能性が高い事を考える必要があります。
 注意すべきは、時間軸+2で増援される敵戦力への対応です。史実同様にこの戦力に消耗されていくと、敵の強力な騎兵予備から決定打を受ける可能性が高くなります。ロシア軍の強みは初期における予備の多さと、時間軸+3で登場するプロイセン軍の増援部隊です。この増援部隊はロシア軍と共に攻撃可能なので、到着後は早めに前線へ投入して下さい。
 史実では、南方から到着する敵の援軍に押し返され、騎兵予備による史上最大規模の騎兵突撃を受けて混乱し退却へ追いこまれたロシア軍ですが、こちらの対策を怠らなければ十分に勝機があるシナリオです。

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フリートラントの戦い (ver1.0.0.0実装)

フリートラントの戦い

■フランス軍の作戦

 このシナリオでのフランス軍は終始有利に展開できます。但し後方に配置されている敵の騎兵部隊がまとめて予備とされている為、戦力ユニットを単独で迂闊に突出させると、手痛いカウンターを受ける事となるので注意が必要です。南北に分かれた敵に対しては、片方ずつ確実に戦力を削っていく事で勝利が近づいていきます。なお、北に騎兵部隊が配置されており、その前の空いたエリアへ敵が侵入してきた場合にカウンターを与える事ができます。
 今回、この騎兵部隊と中央に配置されている歩兵部隊は、ランヌ元帥が指揮する同じ【第5軍団】としています。これはアイラウの戦いにより第7軍団が全滅するなど多大な被害を受けた後の部隊再編にて、【予備軍団】として元の騎兵予備であったグルーシー将軍の部隊がランヌ元帥に配属されていたのですが、ゲームの便宜上【第5軍団】として表記しています。なお第1軍団と第6軍団にも騎兵部隊が追加されていますが、これの内訳はドイツやオランダの騎兵部隊となります。
 史実ではこの戦いに圧勝する事でティルジットの和約が結ばれ、ドイツポーランド戦役が終了しますので、シナリオにおいてもフランス軍をかなり有利に設定しています。

■ロシア軍の作戦

 史実で大敗したロシア軍は、このシナリオでも不利な設定です。理由は背後が入り組んだ川である為、左翼軍と右翼軍の連携が取れなかった事。そして長い行軍で疲労が溜まっていた事、司令官のベニグセンが病気であった事などが挙げられますが、ゲーム中も左翼軍と右翼軍の連携が取り難くなっています。但し、史実においては大きく失われていた兵力を各師団に統合してユニットにしていたり、少人数単位でいくつか存在していた騎兵隊をある程度まとめてユニット化している為、いくらか攻撃力の融通が付けられています。
 ロシア軍の勝機としては、南方の戦線で勝利し、そのまま近衛親衛ユニットの撃破を目指すのが確率が高い作戦と言えます。北方からの攻撃は、たとえ突破できたとしてもその後方に予備戦力が控えており、立て続けに勝利を重ねるのは至難の作戦といえるでしょう。但し騎兵隊を始末できれば、弱った歩兵部隊が多いので一気に崩せる可能性を秘めています。

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