ナポレオンシリーズ「ドイツポーランド戦役」ver1.0更新開始!
こまあぷ新規格の大判マップと配置されたユニット数も最多!!
2020年10月28日、ナポレオンシリーズ「ドイツポーランド戦役‐Case of the campaign by Napoleonic kernel‐」を更新しました。バージョンはver1.0.0.0となります。今回の更新により、「イエナ・アウエルシュタットの戦い」「アイラウの戦い」「フリートラントの戦い」の3本のシナリオが追加されます。なお、今回未収録となります「アウエルシュタットの戦い」「ドイツ戦役」「ポーランド戦役」の3本のシナリオと「皇帝陛下万歳」の歴史コンテンツは次回の更新で追加します。こちらは11月上旬を予定しています。
今回追加した「イエナ・アウエルシュタットの戦い」シナリオは「イエナの戦い」と「アウエルシュタットの戦い」を合わせたシナリオとなります。こちらは次回追加される「ドイツ戦役」シナリオより、ヒストリカルセットアップ版を切り取ったシナリオとなりまして、従来の「こまあぷ」規格の倍の大きさのマップとユニット数で構成されている新規格のシナリオとなります。今後、この新規格は大規模会戦のシナリオや、「装甲師団シリーズ」等でも採用する予定です。
■公式ホームページ
ドイツポーランド戦役‐Case of the campaign by Napoleonic kernel‐
http://si-phon.jp/solo/005/
イエナ・アウエルシュタットの戦い
こちらは、先行配信版の「イエナの戦い」に「アウエルシュタットの戦い」を合わせてシナリオとしています。この二つの戦いは個別の戦いとして語られる事が多いのですが、今回は一つの戦いとしてシナリオ化しました。この為、史実では敗北したプロイセン軍側も充分に勝機があり、遊び応えのあるシナリオとしています。
プロイセン軍は、中央軍と予備軍を【北軍】とし、左翼軍と右翼軍を【南軍】として配置。対するフランス軍も史実と同じく、南北に分断されて配置されています。史実では、プロイセン北軍の司令官ブラウンシュヴァイク公が早期に負傷して離脱した為、軍全体を効率よく運用できずに敗北してしまいましたが、ゲームの中では効率よく運用する事で勝機が見出せます。
プロイセン軍の設定
カール大公生誕の地ともされるチューリンゲンの森を抜け、ザクセン軍と共にバイエルンを攻撃する計画をフランスが知って、先にザクセンの主要な都市であるドレスデンとライプチヒへ機動開始。ライプチヒの南に位置するナウムブルクが攻略されます。慌てた総司令官ブラウンシュヴァイク公は、北軍でナウムブルクを奪還し、南軍と共にフランス軍を挟撃する作戦を実行。
しかしナウムブルクへ向かう途中、ここを攻略したフランス第3軍団とアウエルシュタット近郊で交戦。またイエナ西方にて南軍を集結させていたホーエンローエ公は、この地にプロイセン主力軍がいると信じたナポレオン率いるフランス軍主力と交戦する運びとなります。なお北軍、南軍共に援軍が登場します。
史実では、慣れない師団制度を採用していた事、ザクセンとの連合軍であった事、再前線へ出た最高司令官の負傷が伏せられたまま、指揮系統が引継げなかった事、これにより会戦全体の戦況が把握できずに、北軍・南軍の戦力運用が不十分であった事、同様に予備の投入が不完全であった事など、敗戦の要素が多々語られる戦いですが、プレイヤーの采配により勝利する事が可能です。
フランス軍の設定
フランス軍は、前進部隊として第3軍団、第1軍団がナウムブルクへ。右翼として第4軍団、第6軍団がゲーラへ。左翼として第5軍団と第7軍団がイエナへ機動していました。こうして第5軍団が、イエナ南方のザールフェルトでプロイセン左翼軍前衛師団と交戦。この事態にナポレオンは敵がイエナに集結していると確信し、各軍団の集結を図ります。
ナウムブルクを攻略した第3軍団は、アウエルシュタットを経由してイエナ西方のアポルダへ。第1軍団は、そのナウムブルク南方ドルンブルクを経由してアポルダへ。左翼の第5軍団はイエナの西の台地を確保、第7軍団はその南方へ展開。右翼の第4軍団はイエナの北周りで、第6軍団はイエナの南周りで集結させようとします。
こうして両軍司令官の読みは共に外れたまま、南北に分かれて決戦となりますが、互いの戦場の距離は数キロ~10km程(イエナとナウムブルクの距離は20kmほど)という近さでした。この戦いをナポレオンシリーズの共通ルールで戦います。
アイラウの戦い
イエナ・アウエルシュタットの戦いの後、プロイセン王は東プロイセンへ逃亡。援軍としてやってきたロシア軍の力を得て抵抗を続けます。ベルリンを制圧したナポレオンは、補給路確保の為に1806年末にワルシャワへ侵攻。ロシア軍と最初の戦闘が発生しますが、両軍とも全軍集結できないままの不十分な戦力での戦いとなり、ここではロシア軍が後退しました。
年が明けるとフランス軍はケーニヒスベルクの南で冬営の準備を進めますが、ロシア軍司令官ベニグセンは奇襲を計画。しかしこの行動をフランスが発見し、アイラウ村で両軍が激突します。これがアイラウの戦いです。壮絶な戦いとなり、両軍痛み分けという結果でしたが、この戦いをシナリオ化しています。
フリートラントの戦い
アイラウの戦いの後、両軍とも補充を試みますが、ドイツ・オランダで兵の訓練を行い補充回復できたフランス軍に対して、ロシア軍は本国からの補充に留まり、両軍の差は広がります。この状態で転戦が続きますが、フリートラントという町でフランス軍のわずかな予備部隊をロシア軍が発見。戦闘となりますが、この部隊を率いるランヌ元帥の巧みな後退戦術に翻弄され、そうしている間にフランス軍に集結されてしまいます。
こうしてロシア軍は、川を背にした不利な布陣でフランス軍と決戦する事となりました。この戦いがドイツポーランド戦役の最終決戦フリートラントの戦いです。結果はロシア軍は大敗して「ティルジットの和約」を結ぶ運びとなりますので、ロシア軍が勝利する難易度はかなり高めのシナリオとなります。
ナポレオンシリーズ「オーストリア戦役」近日先行配信!!
アウステルリッツの戦いの更新とMicrosoftストアのセール情報など
ナポレオンシリーズ「 オーストリア戦役‐Deep breath at the wheel of Donau side‐」の先行配信を近日(今週末~来週初め)予定しています。こちらのタイトルは、ドイツポーランド戦役(1806-1807年)終結後に生じたオーストリア戦役(1809年)を再現したものです。先行配信のシナリオは「ワグラムの戦い」を収録します。
これはフランスとオーストリアの決戦となった会戦で、イエナ・アウエルシュタットの戦いでは南北20kmの戦場でしたが、今回は東西20kmの戦場となり、こまあぷ新規格の大判マップでのシナリオ設定としています。
■公式ホームページ
オーストリア戦役‐Deep breath at the wheel of Donau side‐
http://si-phon.jp/solo/006/
また「アウステルリッツの戦い-The Battle of Austerlitz-」も近日更新としています。こちらは「ドイツポーランド戦役」で改修したプログラムへと載せ替え、処理の軽減を行っています。これまで処理が重くなっていたAndroid系OS、FireOS(アマゾンタブレット)などで、大幅に動作が改善されました。
更にMicrosoftストアにて、こまあぷ旧タイトルのセール(期間:10月30日(金)~11月11日(水)です)を実施します。詳細につきましては追って発表いたします。