作戦級SLG「空母決戦」Si-phon(サイフォン)より好評発売中!
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空母決戦Ver2.0

作戦術

ここでは「空母決戦」をプレイしていく上での、ゲームの背景となる言葉の説明や、各シナリオの基本的な作戦を記していきます。
(内容は随時更新・修正していきますのでご了解下さい)

日本機動部隊の誕生

航空機の発達が航空母艦(以後「空母」)という新しい軍艦を生み出し、それらを戦力化していく上で、 各国は運用方法の研究を重ねます。その中でも日本は最も力を入れていたと言ってもよく、空母という言葉1つにおいても、 他国が「航空機の運搬船」と言った意味あいの言葉であるのに対し、「航空戦力の拠点」的な意味を持たせた事に、 当時の日本の力の入れようが感じ取れます。
特に日本の場合、ロンドン軍縮条約の制限もあり、この新たな打撃力を戦力化する事に、世界一注力していたと言えるでしょう。 航空機の発達とは、性能が向上していく事により、爆弾や魚雷の搭載能力が向上し、それによる有効な打撃力が生まれ、 また後続距離や速度の増大により、その攻撃力を更に有効に行使できるという事です。

この戦力の移動できる基地を保持する事は、特に太平洋の様な、広大な地域での洋上作戦において、 色々な可能性を秘めていました。ここに、この航空機戦力を運用する為の艦船として、空母の設計が始まります。索敵・観測だけの目的なら、必ずしも空母である必要はない訳です。
そうした中日本は、小型空母「鳳翔」を世界に先駆けて新造し、航空機の運用方法を構築していきます。
次に戦艦「赤城」「天城」(「天城」は改装中に関東大震災で損傷し「加賀」が代役となる)を空母へ改造し、 航空隊としての運用方法を模索します。更に、軍縮枠を使って「龍驤」の新造。そして、これまでのノウハウを駆使し、 「蒼龍」「飛龍」という、本格的な中型空母を建造します。

ここにおいて「空母機動部隊」としての戦力が実現し、その有効的な運用方法が蓄積され、錬度と打撃力の非常に高い攻撃部隊が 整備されていきます。ここに航空戦力と空母を中心とした、新しい戦力「日本機動部隊」の原型が作られます。
更に、機動部隊型空母の集大成として「翔鶴」「瑞鶴」が建造され、この両艦は大戦を通して活躍します。
また、「蒼龍」「飛龍」の量産型として「雲龍」、「翔鶴」「瑞鶴」の後継型として装甲空母「大鳳」が作られます。
同時に、空母へ改造しやすい大型商船の保有を優遇し、「準鷹」「飛鷹」などは改造空母でありながら、正規空母並の活躍をしました。



空母戦ドクトリン(戦術編)

ドクトリンというと、その定義は非常に広くなるのですが、これよりは狭義的に絞らせて展開します。 1000発打って1発当たるかどうかの砲撃戦と比較して、より接近して攻撃できる、航空機を使った組織的攻撃は、 非常に有効的でした。しかしながら、敵の航空機に攻撃に攻撃される場合は、この逆の事が起こります。よって、 できるだけ早く敵を見つけ出し、敵より早く攻撃を加える必要があります。
特に空母同士の戦いの場合は、お互いが同じ距離で索敵しあうのですから、ほぼ同時に見つけあう可能性が高い訳です。
同時に見つけあった場合、次に差が出るのは、如何に早く敵を叩けるかです。勿論、同時に攻撃し合う可能性もあります。 ここでグスグズしていると、史実のミッドウェー海戦のような結果をもたらします。
迷いは禁物であり、僅かな時間の差が命取りになります。 ミッドウェー海戦のように複数の目的がある作戦においても、自らの中で優先順位をつけ、 当初から行動順位を明確に絞り込む必要があります。 いくら錬度が高くても、決断を迷ったりして時間を失うと、負ける事もあるでしょう。早くから空母戦力を集中運用して、 また、錬度を上げる事で強力な打撃力を保持していた日本軍も、ミッドウェー海戦では、 この迷いからくる失った時間によって大敗北を喫しました。

また爆弾や魚雷の命中率の向上で、打撃力を上げる事はできますが、敵に到達できないと話になりません。 現在と違ってGPSなど無い時代、陸上と違い目印の少ない洋上作戦において、大戦初期の米軍機は、敵に到達できない、 また、味方の母艦へ帰還できない場合が発生しています。これに助けられている事が多かった日本軍も、 次第に形勢が逆転してくると、目立った戦果はあげられなくなり、被害だけが拡大していきます。

元々日本の機動部隊は、攻撃的打撃力を意図した編成でした。 身動きが取りやすい反面、米軍と比較すると、空母の護衛部隊が極端に少ないのです。逆に米軍側は、護衛の艦船が多い 編成になっています。
これは油の問題もあるのでしょうが、この編成の違いが、叩きあいとなった場合に被害の差に現れます。 たとえ勝っても、米軍より消耗を続ける日本の機動部隊戦力は、次第に打撃力を失っていきます。 打撃力を失った機動部隊戦力の最後の戦術は、レイテ沖海戦の囮部隊としての行動でした。



空母戦ドクトリン(作戦編)

世界に先駆けて、空母戦力を集中運用したイメージが強い日本機動部隊ですが、各作戦毎にプロットしていくと、 実はかなり分散運用しています。また、商船等からの改造空母の多さも目につきます。 更に空母に限った事ではありませんが、日本軍の場合は種類(艦型)の多さも特徴的です。この三点を元に話を進めます。

まず「真珠湾」と、続く「セイロン沖」では空母戦力の集中運用を行いました(セイロン沖での加賀の脱落は座礁によるもの)。 こうして圧倒的な戦力比をもって、またその戦力を高度に運用できる戦術レベルの高い技能をもって、 作戦に望んだ序盤の日本機動部隊は大きな戦果をあげていきます。
しかし次の珊瑚海海戦からは、日本軍のもっている構造的な性質が、作戦の内容へ特徴としてて出てきます。

まず、ほぼ同等の戦力比でぶつかり合った珊瑚海海戦ですが、ここでは空母戦力の集中運用を行ってません。 そもそもの計画において、一航戦・二航戦が整備を行う間に、南方作戦の支援として翔鶴・瑞鶴の五航戦が当たると はされていた様ですが、ここでの分散運用が、被害の大きさと半端な戦果という結果に終わり、次のミッドウェー海戦での 分散運用~大敗北へと繋がってしまいます。
またその珊瑚海海戦においても、この作戦に投入された空母戦力の集中運用も行っておらず、 正規空母と軽空母とに分散運用しています。
これは、正規空母と軽空母との性能の違い、編成の違い、用兵思想の違いなど、開戦時点での色々な要因が絡んでいる 結果ではあるのですが、根本的な問題として、空母戦力の運用方法が、当時の日本軍においても、まだ作戦ドクトリンとして 確立されていなかったという事です。

開戦時に世界に先駆けて確立していたのは、航空戦力を集中させる為に、動きの取りやすい同性能の空母をペアで戦隊として 行動せて、それぞれから発艦した航空機が上空で攻撃隊として編成され洋上を行動できるという点と、それらの戦隊が集合して、 (真珠湾のような)大部隊の攻撃隊が行動できるようになっていた点であり、この様に戦術レベルとして空母戦を行う準備が 出来ていたにも関わらず、作戦レベルでのドクトリンが中途半端であった点が残念です。
本格的に集中運用すべきであるなら、空母の種類も統一した空母を量産化させるべきであり、それが出来なかったのは国力問題 なのか、国民性の問題なのか、効率化より性能を求めた結果なのか、産業界などのしがらみの問題なのか、 それらが複合しているのは確かなのでしょうが、とりあえずこの事を実現できなかったのは大きな問題となります。

結果として、様々な種類の空母が作られ、航空機が作られ、それぞれに見合った運用方法が課せられ、 本来目指していた集中運用は場当たり的な応用運用へ水平展開されていきます。 話を珊瑚海開戦に戻すと、この作戦では、軽空母を囮として使い、正規空母で攻撃を加える、的な見え方がしてきます。 以後、この地域での作戦はずっとそうです。
ミッドウェーでも、ダッチハーバーの攻撃用に分散させていますし、マリアナでも実は分散しており、 集合した攻撃に失敗しています。速度の違いが一番のネックだったと思われます。 最後のレイテでは集中したと言えるのか分かりませんが、任務そのものが囮役という事になりました。 この囮というのも武士的な発想なのでしょうか。
逆に米軍の場合は、際どい勝利と言わざるを得ない波状攻撃でのミッドウェーの勝利の後も、それまでの戦術・戦法を改め、 戦術・作戦・戦略全ての面で空母戦力の集中運用へ転換していき、生産・補充・補給の面まで含めた総合的な空母戦ドクトリンを 完成させていきます。



空母戦ドクトリン(戦略編)

(準備中)



マレー沖海戦

入門用のシナリオです。

開戦直後のマレー半島を巡る戦いにて、チャーチルが放った、新鋭戦艦プリンスオブウェルズを含むイギリス東洋艦隊と、 日本の航空部隊との戦いを再現しています。
史実では、航行中の艦隊を航空機のみで撃破するという大戦果を与え、 真珠湾とは別の意味で世界を震撼させた作戦となりました。
ゲームシナリオ中、空母はまだ出てきませんが、空母決戦の基本システムである 「索敵」と「航空隊」を用いた運用が理解できていくと思います。 但し、期間が一日しかない為、索敵に失敗すると負けてしまいます。不運な事に天候が悪いと、 敵が見つからずに負ける事もあります。
その場合でも、ゲーム終了後の戦果報告画面にて敵の動きがわかりますので、次回プレイ時の参考となります。



真珠湾攻撃

マレー沖海戦に引き続き、空母機動部隊の運用を習得できるシナリオです。

日本機動部隊が、ハワイ真珠湾に集結していたアメリカ太平洋艦隊への奇襲作戦を再現しています。 史実では、海からの潜水艦を用いた攻撃は失敗しますが、空からの航空機による攻撃では大戦果をあげました。
敵の空母や、ハワイの施設を破壊する事まではできませんでしたが、攻撃を行った日本機動部隊は、 ほぼ無傷で帰還する事ができました。 ゲームシナリオにおいて、プレイヤーはまずハワイ沖を索敵し、アメリカ太平洋艦隊を発見する必要があります。

日本側の攻撃隊(航空隊)は第一次、第二次攻撃隊において、豊富な機数が準備されています。 但し、ハワイにも反撃するだけの航空隊はありますので、油断は禁物です。
また周辺海域には、敵の空母がいる可能性もあります。慣れてきたら、周辺に潜んでいるかもしれない敵の部隊とも交戦してみて下さい。



セイロン沖海戦

真珠湾攻撃に引き続き、空母機動部隊の運用をステップアップするシナリオです。

真珠湾への奇襲攻撃を成功させた日本機動部隊が、インド洋にて、空母を含むイギリス東洋艦隊の殲滅を図った 作戦を再現しています。 史実では大戦果をあげ、爆撃隊などは移動中の艦船への攻撃として空前の命中率を誇り、真珠湾やマレー沖海戦が、 航空機の集中運用した結果として世界を震撼させたのに続き、日本軍の錬度の高さを知らしめる事となりました。 またこの戦いにおいて、日本機動部隊も攻撃を受けましたが、上空の直援機の活躍により被害はでませんでした。

しかしながら、この事は本来、危険予知として重要視され、予防措置が図られるべき重要な点であったにも関わらず、 ほぼ無視されてしまいました。 ゲームシナリオにおいて、プレイヤーは真珠湾攻撃に引き続き、敵基地の攻撃と敵艦隊の攻撃の二面作戦を強いられます。
攻撃隊には十分な機数が用意されていますが、二面作戦である以上、対地と対艦の装備の変更に戸惑っていると、 このシナリオにおいても、ミッドウェーの様な悲惨な結果が起こるかもしれません。
またセイロン島の基地を攻撃するには、初期配置の位置より近づかなくては届きません。この行動により、 敵基地と敵艦隊との、両方の攻撃範囲に入る可能性もありますので、注意が必要です。



珊瑚海海戦

これまでのシナリオから習得した経験をもとに、本格的な空母同士の戦いを体験できるシナリオです。

南方の作戦への支援として送られた、翔鶴・瑞鶴を中心とする艦隊と、アメリカの空母機動部隊との戦いを再現しています。 史実では、拮抗した戦力同士の戦いの結果として日本側にも被害が発生し、これまでの様な一方的な勝ちとはなりませんでした。 また、作戦の目的であるポートモレスビーの攻略を断念させられた事に示されている様に、この頃より米軍側の反抗が始まります。

ゲームシナリオにおいて、プレイヤーは敵空母を仕留めなければなりません。 ポートモレスビーの攻撃は、ラバウルの攻撃隊にまかせる事が可能です。 ラバウルの攻撃隊から、戦闘機の部隊を分離させると、ポートモレスビーまで届く様になります。 これで空母機動部隊は、敵の空母を仕留める事に専念させる事ができます。

このシナリオでの注意点は、送られてくる索敵情報をどう分析するかです。 見つけた敵の艦隊に空母が含まれているかどうか、報告を待っていると、自軍が攻撃を受けるかもしれません。 しかし、空母を含まない艦隊を攻撃しても空振りに終わります。このせめぎ合いが空母戦の醍醐味です。 但し忘れていけないのは、敵味方が同じ距離で索敵し合うので、敵を見つけた時は、敵に見つけられている可能性も高いという事です。



ミッドウェー海戦

珊瑚海海戦に引き続き、日米の空母機動部隊同士が戦うシナリオです。

MI作戦中の、日米両陣営の機動部隊同士の戦いにフォーカスし再現しています。
史実では米軍の波状攻撃を防ぐ事ができず、日本軍はそれまでの快進撃の立役者である、 虎の子の主力四空母とその艦載機を一気に失い、その後の展開が非常に苦しくなっていきます。 但し、優秀な搭乗員の多くは救出され、この後の戦いで活躍します。

ゲームシナリオにおいて、プレイヤーはこれまで同様に、敵の基地と空母との、二面作戦を強いられますが、 敵の空母機動部隊は複数あり、実は、三面、四面作戦となっています。 という事で、時間と情報の管理はこれまで以上に重要となり、迷いのある行動は非常に危険です。
また、史実同様、敵の波状攻撃には注意して下さい。



第二次ソロモン海戦

このシナリオでは敵空母戦力の方が充実していますので、舐めてかかると大きな被害を出す事になります。

ミッドウェー海戦後の、ガダルカナル島をめぐるソロモン海域での戦闘を再現しています。
ミッドウェー海戦の大敗北により、日本軍の作戦は大きな修正を強いられます。 しかし大敗北のショックによって、それまで難しかったドクトリンの修正も可能となりました。
また、ミッドウェーでは正規空母4隻とその艦載機を失ったものの、搭乗員の多くは救出されており、この時点では、 まだまだ高度な作成遂行能力は残されておりました。

このゲームシナリオにて、プレイヤーは自軍以上の敵空母戦力と戦いながら、ガダルカナルの飛行場を攻撃しなければなりません。 ここでも敵の空母戦力は複数の艦隊に分散されています。
集中した攻撃力はありませんが、ミッドウェー海戦の様に波状攻撃を受けると、大きな被害が出る可能性があります。
ミッドウェー海戦と違うのは、こちらの空母戦力が不足している点ですので、これを補うべく、 戦艦を含む水上戦力をもって敵にあたるのも1つの打開策と言えます。 夜間の時間を有効に利用して下さい。



南太平洋海戦

このシナリオでは、若干、日本軍の戦力が優位となっております。

空振りに終わった第二次ソロモン海戦後、不退転の決意で挑む日本軍と、引くわけには行かない米軍との、 両軍が激しくぶつかりあった空母決戦を再現しています。
ガダルカナル島をめぐるソロモン海域の戦いにて、日本軍は消耗戦を続けていきます。
この時期辛いのは米軍も同様であり、直前の潜水艦部隊の活躍もあり、戦力的には日本側優位で迎える事ができました。

空母戦力としての悩みの種は、戦う毎に、多くの歴戦の搭乗員が失われていく事です。
ゲームシナリオにおいて、飛鷹は史実どおり登場しません。 よって、前進艦隊が隼鷹のみの艦載機しか利用できず、対機動部隊用の打撃力としては物足りなくなっております。
ただ、このシナリオで注意すべき点は、敵の艦隊には強力な戦艦が入っている事があり、 迂闊に艦隊戦へ持ち込むと手痛い反撃を受ける事があります。 敵の位置と、戦力の把握には注意が必要です。



マリアナ沖海戦

南太平洋海戦後、再整備を続けてきた日米機動部隊が激突するシナリオです。

絶対国防圏を死守すべく、後続距離の利を生かしアウトレンジ戦法で挑む日本軍と、 物量で跳ね返す米軍の戦いを再現しています。
史実では、日本軍が目指したアウトレンジ戦法も失敗に終わり、航空戦力は「マリアナの七面鳥撃ち」と 呼ばれる悲惨な結果に終わりました。また主力空母の大鳳・翔鶴も、出撃した航空隊の帰りを待っている間に 沈められてしまいます。
これによって、その後の空母戦力で攻勢に出る作戦は、事実上、不可能となってしまいました。 ゲームシナリオにおいて、プレイヤーが目指すのは敵空母戦力です。

これまでの様な基地と空母という作戦ではありませんが、今度の敵戦力は強大です。 単純に戦力比で比べると、圧倒的に不利な条件となっていますが、敵の空母群が分散しているのと、 日本軍戦力として、大和・武蔵を始めとする連合艦隊の強力な火力を誇る戦艦戦力を持っています。
この戦力も有効に利用して下さい。また、敵の戦力は複数の艦隊に分散していますので、戦果に多くを求めず、 敵を絞り込む事も必要となってきます。全体的には、史実より日本軍に甘めの設定としております。



レイテ沖海戦

打撃力としての戦闘能力を失った日本機動部隊が、囮役として、連合艦隊最後の反撃作戦に参加するシナリオです。

押し寄せる米軍に対し、連合艦隊の残存戦力を最大限生かして立案された作戦を再現しています。 マリアナ沖海戦にて、大打撃を受けた日本機動部隊に、米軍の攻勢を押しのける力は残されていませんでした。 しかしながら、米軍側も日本側の正確な情報を持ち合わせていません。

そこで最後に残された任務は、敵の空母戦力を引き付ける為の囮という役割でした。
敵の空母戦力を引き付けている僅かな時間を突いて、連合艦隊が米軍へ攻勢をかけるという、かなり高度な作戦が立てられます。 ゲームシナリオにおいても、日本機動部隊が保持している戦力は、とても僅かな戦力です。 この戦力にて、上手く米軍を分散させ、孤立した艦隊を撃破していくのが上策だと言えます。

またレイテ湾への艦隊突撃は、航空攻撃のこない夜間が望ましいと言えます。 夜間、レイテ湾に突入し、大和と武蔵を始めとする連合艦隊の強力な打撃力で、上陸艦隊を粉砕して下さい。 その上で敵の空母を撃沈し、勝利をもぎ取らなければなりません。
これまでのシナリオで得た様々な技量を必要とする、超難解シナリオと位置付けています。



ポートモレスビー攻略作戦 (ボーナスシナリオ)

MO作戦の内、珊瑚海海戦にポートモレスビー攻略部隊の取り扱いを追加した、バリエーションシナリオで、 「珊瑚海海戦」シナリオを大勝利でクリアすると出現するボースナスシナリオです。

日本軍の南方作戦へ、米軍が反撃を開始する戦いを再現しています。 史実ではポートモレスビーの攻略を断念させられた事から、戦術的には日本の勝ちだけど戦略的に負けた、 とされる事が多く、この戦いで消耗の多かった五航戦の翔鶴・瑞鶴は、次のミッドウェー海戦には参加できませんでした。

またこの作戦の少し後では、「大空のサムライ」で有名な坂井三郎率いる小隊が、ポートモレスビーの基地上空にて、 三回宙返りを行うというエピソードが残されています。
ゲームシナリオにおいて、ver1.xxでは「珊瑚海キャンペーン」という名称でしたが、 ver2.xxでは「ポートモレスビー攻略作戦」へと変更しております。
主な変更点としましては、輸送船が登場します。 前回は日本軍の戦力が増える分、操作量は増えるのですが、操作できる様になると難易度は下がるという問題がありました。



決戦!ミッドウェー (ボーナスシナリオ)

「ミッドウェー海戦」シナリオに攻略艦隊を追加したバリエーションシナリオで、「ミッドウェー海戦」 シナリオを勝利以上でクリアすると出現するボーナスシナリオです。

ミッドウェー島の攻略を目的としたMI作戦を再現しています。
史実では、米軍の空母を含む残存戦力を叩き、早期講和への準備として立てられた作戦であったようですが、 戦艦大和などの強力な打撃力を有効活用できないまま、主力四空母が沈められてしまいました。

また同時に展開していたアリューシャン方面の陽動作戦にて、不時着した零戦がほぼ無傷で捕獲され、性能を研究された結果、 その後の展開に影響を与えてしまいます。 ゲームシナリオにおいて、ver1.xxでは「ミッドウェーキャンペーン」という名称でしたが、ver2.xxでは 「決戦!ミッドウェー」へと変更しております。

変更点と理由は「珊瑚海キャンペーン」と似た様な所があるのですが、このシナリオにおいても、日本軍の戦力が増えるので、 そのままでは難易度が下がってしまいます。
よって敵へは若干のif性を持たせております。
空母決戦に絞った「ミッドウェー海戦」と、攻略作戦としての「決戦!ミッドウェー」シナリオという位置付けです。 敵の航空戦力は、基地の攻撃隊も空母艦載機も、思ったより強力ですので注意して下さい。 艦隊で基地へ突入するには、航空機がやってこない夜間が有効です。

また、空母部隊の夜間行動を有効に行うと、翌朝からの行動も有効運用できます。 この夜間の間に、攻撃隊の再編成もじっくり行う事ができますし、朝一番で攻撃する為の発艦準備も行っておく事ができます。 夜間の時間を有効に活用して下さい。




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