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「薔薇戦争-Wars of The Roses-」ver2.0更新!!
64bit版対応、Amazonアプリストア版も追加

 こまあぷ「薔薇戦争-Wars of The Roses-」をver.2.0へ更新致しました。新たなバージョンはver2.0.0.0となります。
 こちらは15世紀の中世イングランドで生じた国内最大の内乱「薔薇戦争」を再現し、ゲーム化したタイトルです。他のこまあぷver2.0同様、マルチアスペクト比率の画面出力へ対応し、「百年戦争-The Hundred Years' War-」同様に「ロンメル1942-Refrain at the battle for North Africa-」で実装予定の新規格のAIシステムを実装を施し、改修する事となりました。また同時に64bit版への対応と、Amazonアプリストアでの配信も開始致します。

Androidアプリ64bit版に対応

薔薇戦争-Wars of The Roses- 公式ページ
http://si-phon.jp/koma/006/



イギリス史上最大の内乱をこまあぷシステムで再現
半世紀以上続いた「薔薇戦争」を簡単に解説!

 こまあぷ「薔薇戦争-Wars of The Roses-」は「百年戦争-The Hundred Years' War-」に続くタイトルとして、2016年6月に登場しました。「ガザラの戦い-Battle of Gazala-」等との違いは、「百年戦争」と同じ戦闘システムとキャンペーンシステム、そして新たに「」という概念を追加し、「士気」と「耐久度」が数値化されています。
 「百年戦争」と同じ点は、キャンペーンシステムを3部制として継続採用した点と、戦闘システムで強ZOC(接敵すると強制停止しそれ以上行動できない)制の採用、MustAttack(接敵部隊同士が強制的に戦闘する)制の採用などはそのままです。こうして半世紀以上続いた英国史上最大の内乱を再現しました。

 薔薇戦争は英国史上最大の内乱として、貴族たちもランカスター派ヨーク派に分かれて戦う事となりますが、内乱が始まる経緯は以下のような事が背景にあります。なお、最終的にランカスターの傍系となるヘンリー7世が勝利し、長い戦いで有力貴族が没落した事により中央集権化が進み、英国は中世から近世へ進む事となりました。

薔薇戦争-Wars of The Roses-

暗雲:ブラックプリンスとエドワード3世の死

 英仏が戦い続けた百年戦争の最中の1376年、エドワード3世の嫡男であるエドワード黒太子=ブラックプリンスが病死します。続けてエドワード3世も崩御した事により、イングランド王位はブラックプリンスの子・リチャード2世が幼くして即位する事となりました。
但し残されたエドワード3世の子は皆優秀であり、特にランカスター公ジョンヨーク公エドムンドは共にリチャード2世を補佐し、イングランドを治めていきました。この辺りの逸話は、シェイクスピア史劇「リチャード2世」にも描かれています。


内乱:ランカスター朝の成立

 こうした王政でよくありがちな出来事として、王が成人し親政を執る頃になると、パワーバランスの変化から政争が生まれます。リチャード2世も例外ではありませんでした。またこうした王は政治の経験がないので側近政治に傾向し、派閥が生じて軋轢が拡大していきます。
長く続くフランスとの戦争と浪費により財政が良いはずもなく、王はランカスター公ジョンが亡くなると、その財産を没収しました。これが王としての信用を失います。ジョンの子ヘンリーは反乱を起こし、半クーデターと言える状況で王位を禅譲させ、ヘンリー4世として即位します。これがランカスター家の始まりです。


再興:ヘンリー5世の即位と崩御

 ヘンリー4世の治世は国内の安定化に努めます。そうして国力を高め、子のヘンリー5世が英国史上最強の王として即位します。即位したヘンリー5世はフランスとの戦いを再開。たちまちフランス王を屈服させ、次のフランス王位の約束を獲ました。
ところがそのヘンリー5世は、フランス王となる前に若くして崩御。赤子のヘンリー6世が王となり、リチャード2世の時と同じ問題が生じます。この時の対立軸は、対フランス戦の主戦派となるヘンリー5世の弟たちと、穏健派となるヘンリー4世の弟たち。この構図に国内の貴族たちが加わり内乱の時代へと突入していくわけです。


混乱:ヨーク朝の成立からチューダー朝へ

 ヨーク公エドムンドの孫となるリチャードは主戦派の王族でした。ところがこのリチャードの母親はランカスター公ジョンの兄の娘であり、ヘンリー5世の弟たちが亡くなっていくと自ら王位継承権の正統性を掲げます。
リチャードは戦死しますが、子のマーチ伯エドワードがランカスター派に勝利し、エドワード4世として即位。先のヘンリー4世の禅譲を王位の簒奪として、ヘンリー6世は処刑されました。エドワード4世の没後は弟のリチャード3世が王位を継承しました。この辺りの逸話もシェイクスピア史劇「ヘンリー6世」「リチャード3世」で描かれています。その後はランカスター傍系とされるヘンリー7世が、リチャード3世に勝利。薔薇戦争の幕は下ろされます。


薔薇戦争-Wars of The Roses- 公式ページ
http://si-phon.jp/koma/006/

■百年戦争の解説
http://si-phon.jp/koma/000/190826.html

■ランカスター王朝の解説
http://si-phon.jp/koma/000/191025.html