百年戦争-The Hundred Years' War-|サイフォン&コマンドマガジンが放つタブレットウォーゲーム
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百年戦争-The Hundred Years' War-作戦研究ページ

 百年戦争のゲームバランスは、史実と同じく、序盤はイングランド軍有利ですが、次第にフランス軍が優位に推移していきます。

■イングランド軍が勝つ為に

基本戦術

 戦闘値で勝り、ユニット数で劣るイングランド軍の基本戦術は、敵ユニットの「各個撃破」である。特に終盤は敵指揮官の戦闘値が向上するので、序盤から積極的に接敵して撃破したい。

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 逆に数で勝るフランス軍と決戦をしてしまうと、どうしてもユニットが削られるばかりか、指揮官が捕虜になると、ユニット数が更に1少なくなってしまう。こうなる前に挑発し、誘き出された敵を各個撃破するのは、史実に従う基本戦略と言えるだろう。

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応用戦術

 数で不利なイングランド軍だが、アンジューかシャンパーニュを制圧すると、戦力バランスが拮抗する。こうして足場を固め、パリの制圧を目指すと勝利は目前である。

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 また序盤の戦闘で敗北してしまい、指揮官が捕虜となっても、アキテーヌ公国を拠点に防衛戦で各個撃破を続けると、形勢を逆転できる場合も多い。この場合は南方から北進し、アンジューやオルレアンを制圧する事も可能である。


勝利条件を目指す

 イングランド軍の目標は、「アンジュー」「シャンパーニュ」「オルレアン」の制圧である。「パリ」はパリルールでのみ制圧可能である為、「シャンパーニュ」「オルレアン」の制圧が必須である。

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 注意すべきは上記「パリ」の制圧である。そのまま都市にユニットを侵入させても、パリは制圧できない。ここで無駄な手を消費している内に反撃を食らう可能性があるので、パリ周辺の制圧は慎重に行なうべきである。




■フランス軍が勝つ為に

敵の誘いに乗らず決戦型戦闘を

 フランス軍はユニット数で勝るものの、当時のフランス王がそうであったように、余剰の戦力を持っていない。よって序盤は敵の誘いに乗らず、陣形を固めて防衛戦を取り、そこで勝利したら敵都市へ侵攻するという反撃戦術がふさわしいだろう。
まず、ゲーム開始時のフォーメーションだと、ひとつだけ離れているアンジューが危険である。の地点にユニットを派遣して、シャンパーニュと連結する事で防衛力を高めよう。カレー手前ののへクスに侵入すると、フランドルの守備隊がイングランド軍に含まれるので注意。

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 フランス軍のユニットは弱いものの、手番が回ってくると即回復するメリットがある。再登場時の戦闘値は小さいものの、次第に回復するので敵の指揮官が単独でいる場合は、積極的に攻撃をかけても良い。

フランドル~ノルマンディでの攻防

 フランス軍は「カレー」と「ノルマンディ」を制圧しなければ勝利しない。だが、この北部にある2都市を制圧しても、守備隊として戦力ユニットを残すとアキテーヌの攻略が難しくなるというジレンマがある。かと言って、守備隊を残さないと瞬く間に再占領されてしまう。
これらを考えると、一般の部隊を守備隊として残し、指揮官ユニットは応変に運用できる体制が望ましい。なお、イングランドと交戦中、ブルターニュに手を伸ばすメリットが殆ど無い。こちらに手を出して無駄に手番を費やすのは愚作と言えるだろう。特に指揮官はアキテーヌの攻略に投入すべきである。

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確率からの分析

 今回の百年戦争のルールでは、1/4から1/6の確率で戦闘が発生する。これに対して、両軍とも最大4ユニットづつ行動可能だが、全てが行動できずに戦闘に入る場合も多い。つまり本来であれば、無駄な手番を消費する暇はない計算である。
フランス軍の最大の難関は、やはり史実通りボルドーの攻略である。できれば2ユニットを連結させて攻略したいものの、それを簡単に許してくれないのが広大なアキテーヌである。2ユニットを連結させるのに最低6手番が必要である。これは確率上、途中で2回の戦闘が発生する確率と言える。これをクリアした時こそがフランス軍の勝利となる。



追加モード


-準備中-



■データ

【指揮官の戦力値の推移】
時間軸
 戦力内容
イングランド軍
フランス軍
イングランド補正無し、フランス補正無し
+1
イングランド補正無し、フランス補正無し
+2
イングランド補正無し、フランス補正無し
+3
イングランド補正-1、フランス補正+1
+4
イングランド補正-1、フランス補正+1

※都市の上にいる場合に守備隊の戦力値が加算される場合があります。


【両軍戦力値の推移 (攻撃ユニット+守備隊)】
時間軸
 戦力内容
イングランド軍
フランス軍
イングランド軍4ユニット、フランス軍4ユニット
11(9+2)
9(5+4)
+1
イングランド軍4ユニット、フランス軍4ユニット
11(9+2)
9(5+4)
+2
イングランド軍4ユニット、フランス軍4ユニット
11(9+2)
9(5+4)
+3
イングランド軍4ユニット、フランス軍4ユニット
10(8+2)
10(6+4)
+4
イングランド軍4ユニット、フランス軍4ユニット
10(8+2)
10(6+4)

※イングランドはアキテーヌ、フランドルの守備隊を加算。
※フランス軍はアンジュー、シャンパーニュ、オルレアン、パリの守備隊を加算。