合戦の流れ
国のあり方と武士団
『源平争乱』において、国はいくつかの武士団によって支配されています。
(国の大きさによって存在する武士団の数は異なります)
そして、武士団はどの頭領を支持するか(あるいは中立を決め込むか)常に変化します。
また、原則として武士団を滅ぼしたり、別の武士団に領地を与えたりすることはできません。
つまり、『源平争乱』における支配とは、武士団を軍事的に滅ぼしたり、領地を支配することではありません。
全国の武士団の支持を集め、源氏の頭領として認められ、平氏の影響力を削いでいく。
そのために、大義のある戦いや勝ち目のある戦いをいかに行うかが重要になってくるのです。
侵攻目標国を選ぶ
制圧したい目標の国を最初に選びます。
目標の国はどこでもかまいませんが、行軍するたびに士気の低下や通過国での戦闘の可能性がありますので、
あまり遠い国を選ぶのは現実的ではありません。
軍編成する国を選ぶ
『源平争乱』では、プレイヤーがコマンドで軍を編成しない限り、ゲーム上に合戦を行える軍は登場しません。
編成された軍も、一定の間行軍や合戦を行って目的を達成したり、疲弊すると解散することになります。
つまり、常備的に軍がマップの上に登場するのではなく、タイミングに合わせてその都度編成することになるのです。
自勢力が優勢な国で軍を編成することができます。
侵攻目標国のところでもいいましたが、目標国に到達するまでに長い距離を移動すると、士気が低下したり、
途中で合戦が発生する可能性があります。
ただ、逆に行軍しながら通過国で兵を増やすこともできるので、双方のバランスを考えながら軍編成する国を
選ぶ必要があります。
兵を集める
軍編成する国を決めたら、動員する国を選択して、各武士団に兵の派遣を要請します。
自勢力を支持する武士団がいる国に動員をかけることができます。
また、その国の過半数が自勢力武士団だと、より多くの兵が動員できます。
ただし、派兵の要請が必ず動員を保証されるものではありません。
大義のない戦いでは、自勢力を支持する武士団でも兵を派遣しないかもしれません。
逆に朝敵を討つような戦いでは、敵勢力を支持する武士団が寝返ってくることもありえます。
自分の都合だけで無理な戦いを続けることはできないのです。
軍を編成する
集まってくる兵が決まったら、軍の編成を行います。
各武士団の兵は最大7つの「勢」に編成されます。
総指揮官と「勢」の各指揮官の能力が優れていると、「軍」や「勢」の合戦が有利になります。
ただ、いくら能力が優れていても、「格」の低い武将が指揮官になると、配下の兵の士気が下がることがあり、
バランスを考えて配置する必要があります。
行軍する
軍の編成を終えたら、行軍できるようになります。行軍は1ターンに1国進むことができます。
新たな国に行軍するたびに、その国の武士団が自勢力につくかどうかが判定され、新たに自勢力についた武士団は兵を派遣します。
つまり、行軍することで軍の兵力を増やすことができるのです。
その結果、自勢力の支持する武士団がその国の最大勢力となると、その国の国府を制圧したと見なされ、行軍を続けることができます。
ただし、1国進むたびに士気が低下していきますので、あまり長い行軍を行った軍は事実上戦いに耐えられなくなります。
敵軍がいると合戦
敵軍のいる国に移動すると合戦となります。
基本的に「勢」同士で向かい合ってぶつかり、相手の士気が0になるか、兵が全滅するとその「勢」は敗走したと見なされ戦場からいなくなります。
一定回数戦闘を繰り返し、先に相手をすべて敗走させた側が勝ちとなります。
また、一部の「勢」を側面や背面に送り込むことができます。
側面や背面から敵を突くことができると、合戦が大幅に有利になります。
ただし、回り込むには一定の時間がかかります。(指揮官の能力によって回り込む時間は変わってきます)
その間正面の軍は手薄になりますますので、側面や背面に軍を送り込むかどうか、慎重に判断する必要があります。
軍の解散
国府の制圧に失敗するか合戦に敗れると軍は自動的に解散となります。
また、士気の低下や兵の損害がひどく、これ以上行軍しても意味がないと思うときは自主的に軍を解散させることもできます。