信玄上洛のチュートリアル
このページは信玄上洛のチュートリアルとなります。
シナリオ1と2の手順を追ってご紹介します。
本ページ内容のPDF版を以下へご用意しております。
2011/12/19【修正版チュートリアル】(zipファイル5.4MB)
また解説書内のシナリオデータに不備がございました。大変申し訳ございません。
以下へ修正データをご用意しております。
2011/12/15【修正版シナリオデータ】(PDFファイル236KB)
修正箇所は以下の箇所となります。
- シナリオ2(長篠合戦) 岐阜と尾張へ武将と戦力データの追加
- シナリオ3(信玄上洛) 南近江データの修正
- シナリオ4(御旗楯無) 南近江データの修正と東武蔵と西武蔵の武将名変更
- シナリオ5(上洛でごじゃる) 伊賀データを追加
シナリオ1「西上作戦」
*このシナリオでは、合戦後に行なう「敗走判定」と「退却判定」を省いております。
これらは次のシナリオ2にて、合戦全体の説明としてご紹介致します。
計画
史実に近い形で侵攻計画を立てた。木曾口へ秋山信友率いる1部隊。
遠江へ信玄率いる3部隊と山県昌景率いる1部隊の計4部隊で侵攻する計画である。
(*ユニットとマップの画像比率は製品と異なります)
プレイ開始
それではプレイ開始。
◎第一ターン
最初の移動フェイズに敵へ侵攻する準備として甲斐・北信濃・西上野の騎馬隊を南信濃へ移動。
甲斐の信玄も移動させ開いた甲斐へ武将マーカーを配置。駿河からは山県昌景と1部隊を投入するのでそのままにしておく。
◎第二ターン
移動フェイズに各ユニットを計画通り各敵エリアへ侵攻させ合戦フェイズへ突入。
- 木曾口の戦い
秋山信友は指揮値2あるので2戦力ユニットの攻撃力はそれぞれ「3」。
サイコロを振り3以下なら敵へ損害を与える事ができる。出たダイスは「1」「5」。敵へ1ステップの被害を与えた。
続いて敵の反撃。敵は1ステップの被害を適用しているので戦力は1。指揮できる敵武将は居ない。出たダイスは「2」。よって被害は出なかった。 - 遠江の戦い
敵2ユニットいるこちらの戦場へ4ユニット投入。信玄率いる3ユニットは戦力4。
山県昌景率いる1ユニットは戦力3。ダイスを振ると「2」「5」「3」「3」。敵へ3ステップの被害を与えた。
続く敵の反撃で出たダイスは「2」。家康指揮の敵戦力なので被害を1ステップ受ける。
◎第三ターン
- 木曾口の戦い
交戦中のエリアなので両軍とも補充できない。ダイスを振ると「5」。
今回は被害を与える事はできず。だが相手からの被害も無かった。 - 遠江の戦い
ダイスが「3」「5」「6」「1」。2ステップの被害を与える。この時点で敵の戦力は消滅。
家康は三河へ退却してステップ吸収。追撃をかけ信玄と山県昌景と騎馬2ユニットで追撃。三河を交戦状態にする。
このシナリオでのメリットはないが大規模な敵の増援を1ターン遅らせる事が可能。増援があるとしたら尾張の1ユニットである。
◎第四ターン
生産ターンに武将追加。前ターンに遠江を掌握できたので裏になっている武将ユニットを1枚表にすると穴山信君が登場した。
以後自由に使える事となる。掌握していた遠江へも裏にしている武将ユニットを配置。
- 木曾口の戦い
「2」が出た。このターンで木曾口を掌握。 - 三河/遠江の戦い
遠江を掌握できたので全軍三河へ侵攻。織田の援軍がやってくる。
こちらのユニットは消耗してきているので遠江の戦いより辛い。このターンが終了するとイベントにより信玄死亡。
◎第五ターン
ルールにより移動ターンに三河で交戦中の部隊は全軍撤退。
追撃判定に助けられ追撃戦は発生せず。撤退後の移動は自国エリアなので自由に配置できる。所属の国もとへ戻り翌ターンに補充を行ってみよう。
◎第六ターン
生産フェイズに損害を受けたユニットの補充を試みる。
続けて遠江の部隊を生産する。除外されていた長槍1ユニットに対して「3」以下の目が出ると成功。成功した場合は生産チャートの武田のマスへ移動する。このターンは行動できないが翌ターン盤面へ登場しそのまま行動可能となる。
本シナリオではこのターンで終了の為このまま終わるがキャンペーンシナリオではこうした生産・補充活動も計画に入れて作戦を練らなければならない。
こうした流れでゲームは進行する。
シナリオ2「長篠合戦」
*このシナリオでは、まず「敗走判定」「退却判定」がないものとしてご説明します。両者のご説明は補足として続けております。
計画
史実では武田が織田・徳川連合軍に大敗を喫した戦いである。
このクラスのシステムで再現するには辛い合戦であるが逆手に取ってシステム習得の為のチュートリアルシナリオという事で収めてみた。
プレイ開始
◎第二ターン
先行の武田は全力で攻撃。だがこちらの攻撃の前に敵の鉄砲隊から強烈な洗礼を浴びる。
ルールブックにもあるが合戦処理の順列は以下の通りである。
1)防御側 鉄砲/山岳/僧兵(僧兵はオプションルール)
2)攻撃側 騎馬/長槍/山岳/鉄砲
3)防御側 騎馬/長槍/鉄砲 (*防御側鉄砲は2度処理)
4)退却判定 退却判定が出た場合は退却
こちらの兵力は率いてきた騎馬4ユニットと長槍1ユニット。それに木曾口の山岳1ユニットである。対する敵は鉄砲隊1ユニットに木曾口の山岳1ユニット。それに長槍9ユニットである。単純に倍近い敵へ当たるのに洗礼を浴びるのは辛い。
早速2ステップの被害を受ける。その後の突撃で3ステップの被害を与える。
だが反撃で5ステップの被害を被った。一発殴るのに二発殴られる。これこそが長篠の戦いの無常さである。
◎第三ターン
特別ルールに従い武田は撤退する。そして追撃を受ける。
追撃は羽柴秀吉。当方の殿軍は山県昌景。ダイス「1」が出てここでも2ステップの被害を受ける。計9ステップの大きな被害を受ける。しかも山県昌景までが討ち取られてしまうという悲劇。
総括
このシナリオの存在意義はキャンペーンシナリオをプレイする時の反面教師としての役割である。戦略を立て作戦を練り実行に移すわけだが決して合戦は博打ではない事を知ってもらいたい。
ゲーマーの多くはシステムを逆手に取って戦略を練る事だろう。だから倍近い敵に向かうとこんな結果になるシステムである事を知ると共にキャンペーンシナリオでの教訓としていただきたい。
補足(敗走判定と退却判定)
敗走判定と退却判定がわかり難いので、そのふたつをここで補足。
まず、シナリオ2の武田軍退却ルールがないものとして、第二ターンの戦闘処理が終わる所から続けよう。
武田の戦果は3であるのに対し、被害は2+5=7である。
よって、3-7=-4。振ったダイスは「2」。
判定表の「-4」とダイス「2」の欄を適用する。結果は②なので、更に2ステップの被害を受ける事となる。
また、振ったダイスが「5」であった場合は「-」なので、追加被害は受けない。
但し被害が大きいので、次に退却判定を受ける事となる。
武田の残存戦力は3に対し、織田・徳川連合軍の残存戦力は11。
よって、3-11=-9。ダイスがどの目であろうと、退却を強いられる。
退却は次ターンの移動フェイズで行い、この時、追撃判定を受ける事となる。
(現在、退却判定を移動フェイズの参戦判定後に変更するか検討しております)
あとがき
この度は弊社の誤植に伴いまして、初版のルールブックや解説書に透明な箇所が多く発生し、大変申し訳ございません。
本来、チュートリアルシナリオである「シナリオ1」は、「敗走」「退却」の両判定を省いておりましたが、この説明が不足していた事と、第二ターンの文中に削り忘れていた箇所がございまして、内容を混乱させてしまいました。
またそうした合戦がらみの詳細は、本来「シナリオ2」の補足として掲載する予定でございましたが、漏れとなってしまいました。まことに申し訳ございません。
現在、そうした箇所を修正した第二版解説書等を制作中でございまして、ご登録ユーザー様へ対しましては、完成し次第、配付いたします。
ご迷惑をおかけしておりますが、今後とも、ご愛顧よろしくお願い申し上げます。