ゲーム内容
信玄上洛の世界観
信玄上洛の世界では、エリアに所属する武士団が存在します。この武士団が戦力ユニットです。
戦力ユニットは2ステップを持ち、多くのエリアには、戦力2ユニットが所属しています。つまり、合計4ステップの武士団がいる事になります。
また一部、戦力1ユニットしか所属しないエリアも存在します。
(画像中にてマップとユニットの比率は製品と異なります)
戦力ユニットには、鉄砲・騎馬・長槍・山岳・僧兵という兵科が設定されています。これはエリアの地域性を表現しています。戦力値とステップ数はどれも同じですが、生産・補充で違いがあります。また兵科によって、合戦処理の順序に違いもあります。
エリアから敵の戦力を除去すると、そのエリアを制圧した事になります。除去されたユニットは戦力チャートへ移され、マップから除外されます。
この除外されたユニットを、生産に成功してマップへ戻す事により、そのエリアを掌握していく事となります。
戦力2ユニットを生産に成功した場合、その片方を転戦する戦力へ組み込む事が可能です。
ルールによって、戦力1ユニットは国もとへ残さなければならなりません。つまり戦力1ユニットしか所属しないエリアの戦力は、転戦に連れて行けない事となります。こうしたエリアへ侵攻して制圧しても、労力の割りに得られるものは無いと言えるでしょう。
合戦で被害を受けた戦力ユニットは、国もとへ戻り、補充を受ける事ができます。排除されたユニットは再び生産します。これらの行為は、在地武士団の信用回復と位置づけております。つまりステップの増減は、信用度の増減とも見立てられるのです。
大名は、エリアに所属する武士団が所有する土地の承認者としています。また武将は、大名に派遣されている目付としています。支配しているエリア数しかマップ上へ登場できない理由は、この事からきています。
信玄上洛のシークエンス
信玄上洛の1ターンは2ヶ月です。この2ヶ月間の行動として、以下のシークエンスを設定しています。これを繰り返す事でターンが進み、ゲームが進行します。
1.生産フェイズ
エリアの支配権を確定し、そのエリア数によって武将を登退場させます。また戦力ユニットの生産や補充も、ここで行います。
2.移動フェイズ
他のエリアへ侵攻、補充の為の帰還、またエリアの防衛・防御の為に移動します。その前に、各地の参戦判定を行い、各勢力の行動を確定します。また各地で発生している合戦の退却判定を行い、こちらの行動も確定させます。退却時には追撃戦が発生する事もあります。
3.合戦フェイズ
エリアで発生している合戦の処理を行います。合戦は防御側が先行し、鉄砲・山岳・僧兵のユニットが攻撃。戦果があれば適用します。次に侵攻側が攻撃し戦果を適用します。そして防御側の、鉄砲・騎馬・長槍が反撃します。防御側の鉄砲のみ、二度処理を行えるのが特徴です。ここで侵攻側と防御側の被害を比較し、侵攻側の敗走を判定します。
ソリティア戦国を支える判定ルール
生産・補充判定
戦力ユニットのステップは、戦力のみならず、在地武士団の信用度も意味します。
ステップを失う事は、信用度を失う事も意味し、その回復には時間が必要という意味を表現しています。エリアを制圧した直後は信用度がなく、生産に成功する事で信用度が生まれるという解釈です。
つまり、戦力ユニットが完全にそろう事で、そのエリアを完全に掌握したと判断します。
戦力チャートをマップから切り離した理由は、ここから発生しています。
参戦判定
相手の戦力ユニットと大名・武将ユニット、判定側の戦力ユニットの比率から判定します。
判定地の優先順位などの基準は、各シナリオで設定しています。設定されている順位により、その勢力の侵攻順位や、成長度を調整している場合もあります。
退却判定
1ターン2ヶ月という事を念頭に設定されたルールです。
戦力として引き連れられた武士団の厭戦気分などを表現していますが、長期戦を挑むには、敵より多数の戦力を必要するルールです。
またプレイヤ側が、寡兵で敵を振り回す事も防止しています。
追撃戦判定
退却判定、及び、プレイヤ側の判断で敵が退却する場合、追撃判定を受ける場合があります。追加の被害が発生しますが、このルールも退却判定と一緒に、プレイヤ側が寡兵で振り回す事を防止しています。
敗走判定
合戦の結果により、侵攻側の被害が大きい場合に、敗走する可能性を判定します。敗走時は追加被害を受けます。ここでは、追加被害の判定まで含むので、追撃判定は行いません。