オーストリア戦役にランツフートの機動シナリオ追加
エックミュールの戦いなどの一連の戦いを再現!!
2021年7月7日(水)、ナポレオンシリーズ「オーストリア戦役‐Deep breath at the wheel of Donau side‐」へシナリオを追加し、更新申請を行いました。新たなバージョンはver0.9.9.0となります。
追加されたシナリオは「ランツフートの機動」と呼ばれる一連の戦いを再現しています。このシナリオは半島戦争に苦しむフランスに対し、宣戦したオーストリア軍が再びバイエルンへ侵入し、救援にかけつけたフランス軍との衝突を再現しています。今回はフランス軍モードとソロプレイモードのみの収録となります。
ランツフートの機動
1805年のアウステルリッツの戦いで敗北したオーストリアは、軍制改革を実施してフランス軍と同様の軍団制を採用し、再びフランスと戦う準備を進めていました。
対するフランス軍はその主力を半島戦争につぎ込んでおり、ベルティエ元帥がこの方面の司令官とされ、一部のフランス軍とバイエルン軍とでオーストリア軍の侵攻を受ける事となります。
オーストリアの侵攻
オーストリア軍の司令官カール大公は、当初ドナウ川の北岸より侵攻する作戦を立てますが、ドナウ川の南からオーストリアの首都ウィーンへ攻め込まれる可能性を危惧する議会により反対されます。そこでドナウ川の北からは陽動部隊、主力はドナウ川の南から侵攻する作戦へと変更しました。
まずベーメン(ボヘミア)より、第1軍団、第2軍団がドナウの北を進撃します。そして第3~6軍団はドナウの南から侵攻するのですが、フランス側はその全容を把握できていませんでした。
司令官ベルティエ元帥
オーストリアの侵攻が開始される直前、ナポレオンはライン方面をベルティエ元帥に任せていましたが、オーストリア軍が侵攻してきた時点でこの方面にはフランス第3、第7軍団とバイエルンの軍団とが薄く展開しており、連携が困難な状態となっていました。
ナポレオンは、バイエルンの首都ミュンヘンの北西アウグスブルク周辺に軍団の集結を指示しましたが、その時すでにオーストリア軍はバイエルン軍を後退させつつ、フランス軍を包囲する為に機動を続けているといった状態でした。元帥は逐次その報告を送っていたものの、距離が離れているばかりに皇帝からの指示とは行き違いが生じていました。
前哨戦
この状況に異変を感じたフランス第3軍団のダヴー元帥は、軍団が包囲される前に配置されていたレーゲンスブルク南のトイギ・ハウゼンでオーストリア軍の前進部隊を撃破、また時を同じく第7軍団もフランスより駆けつけたランヌ元帥率いる暫定軍団と共に、オーストリア第5軍団を続けざまに撃破しました。
こうしてナポレオンは、イタリアからやってきたマッセナ元帥率いる第4軍団とミュンヘンの北東に位置するランツフートで合流できるよう、オーストリア軍の撃破を目論んだのです。
エックミュールの戦い
ランツフート近郊に敵の主力がいると判断していたナポレオンと裏腹に、オーストリア軍の主力はその北方に位置するレーゲンスベルクへ向かっており、またドナウ北から機動していたオーストリア第1軍団、第2軍団も南下し、この地に集結しようとしていました。
ようやくこの事態に気付いたナポレオンは第4軍団と合流すると、レーゲンスベルクの南に位置するエックミュールで抵抗を続けていた第3軍団の応援に駆け付けます。こうしてエックミュールの戦いが勃発。勝利のフランス軍はそのままドナウ川の南岸を進み、再びウィーン入城を果たしました。
その後
エックミュールから後退したオーストリア軍でしたが、今度はドナウ川を挟んでウィーンの北方に再び展開し、フランス軍の渡河作戦を失敗に追い込みます。この戦いがアスペルン・エスリンクの戦いと呼ばれるナポレオンが初めて敗北を喫した戦いであり、この時にランヌ元帥も戦死しました。
その後フランス軍は再び渡河作戦を実行し、そこで再度決戦となったのがワグラムの戦いです。この時、オーストリア軍はイタリアからの増援が間に合わず敗北したのですが、その戦功からマルモンは決戦には到着が遅れたものの元帥となりました。
■公式ホームページ
オーストリア戦役‐Deep breath at the wheel of Donau side‐
http://si-phon.jp/solo/006/
Android版こまあぷ/ソロアプ各タイトル更新ラリー!
GooglePlayの規格変更に伴うネイティブ64bit化更新
2021年8月1日よりGooglePlay様の規約が変更されます。それに伴い、いくつかのタイトルで改修が必要となった為、この日までに対象のタイトルを順次更新して参ります。バージョン表記は変わりますが、プレイ内容に変更はございません。
対象タイトルが多い事から4月時点で発表したスケジュールに約ふた月ほどの遅れが生じてしまっておりますが、どこかのタイミングで追いつくよう努めます。