太平洋決戦~全軍突撃せよ~
ソリティアシステムで日米の空母決戦を再現
サイフォンの『太平洋決戦~全軍突撃せよ~』では、太平洋戦争における日米の空母決戦を展開します。プレイヤーは日本軍を担当し、ソリティアシステムで動く米軍と戦います。ソリティアシステムという事で、ソロプレイで楽しみます。
トラックからソロモン、ミッドウェーまでを戦場エリアとし、日本軍の基地である呉、米軍の基地であるハワイ、サンディエゴ、ノーフォークは、登場・移動ボックスとしてマップを切っています。
ユニット単位は、戦艦・空母は1隻単位、それ以外の艦船は戦隊単位(例えば、日本の重巡戦隊は重巡4隻、水雷戦隊は軽巡と駆逐艦、防空戦隊は駆逐艦)としており、航空機は中隊規模としています。
ゲームは、エポックという単位でプレイします。最初にユニットの補充を行い、戦場へ投入する艦隊を編成。戦場で米軍と戦う事となります。そうした中、最終エポックまで戦力を温存するのか、序盤から敵の戦力を削っていくのかを判断する事となります。
(ゲーム内容は こちらより)
(チュートリアルは こちらより)
エポック型ターン制キャンペーンシステムの採用
1エポックは約2ヶ月に相当します。その1エポックは、およそ3ターンで構成されています。このエポックを繰り返す事で、キャンペーンを成立させています。
エポックⅠは珊瑚海海戦、エポックⅡはミッドウェー海戦、エポックⅢは第二次ソロモン海戦、エポックⅣは南太平洋海戦、それぞれの時期をモチーフに展開します。(エポック0:スラバヤ沖海戦がチュートリアルとして追加)
プレイヤーは、その後エポックⅤで最終決戦を展開します。温存した空母部隊で決戦するのか、投入できる空母もなく戦艦を中心とした艦隊で決戦するか。その時は空母を含む艦隊を囮として投入するのか。
エポックを通した戦略を立て、その場の戦力で作戦を組む。次第に戦力が増強されていく米軍に対し、決戦を先へ持ち越すか、多少の消耗はあっても、その場で決着をつけるかと言ったジレンマとの戦いとなります。
(シナリオ内容は こちらより)
戦略級ゲームと作戦級ゲームの融合
太平洋決戦のシークエンスは簡単です。その変わりに、艦隊と攻撃隊の編成に注力したシステムを取っており、戦略級ゲームでありながら、作戦級ゲームの雰囲気を持ち合わせています。また一枚のチャートで、艦隊と航空隊の編成を管理します。
史実をモチーフにしている為、各エポックの作戦内容はほぼ決まっていますが、艦隊の進路と侵入順位が、敵の行動や戦闘内容へ大きく影響します。この為、僅かなパターンしかないはずの行動に、思い悩む事となるでしょう。
戦闘では、航空機の攻撃力、戦艦の破壊力だけでなく、日本海軍の特徴である水雷戦隊の存在感が際立っています。またオールマイティに活躍する重巡戦隊や、空母の防衛に欠かせない防空戦隊など、各航空隊・戦隊を最大限活かす運用が重要となります。
(デザインコンセプトは こちらより)
コンポーネント・価格等
詳しくは、太平洋決戦の 製品概要ページをご覧下さい。
アナログゲーム版は2012年3月16日に発売されました。デジタルアプリ版は現在制作しております。
(デジタルアプリ版は こちらより)