桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐|サイフォン&コマンドマガジンが放つタブレットウォーゲーム
桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐ こまあぷ‐kama app‐

桶狭間の戦い ‐ Drive on Okehazama ‐

桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐
( ゲームデザイン:岩永秀明 )


桶狭間の戦いってどんなゲーム?

 「こまあぷ」の第三弾アプリ 「桶狭間の戦い-Drive on Okehazama-」 は、コマンドマガジンの誌面でも活躍中の岩永秀明氏がゲームデザインしております。ベテランゲーマーでもあり、これまでの多くのプレイ経験がフィードされた作品となります。なお、「アナログ版桶狭間の戦い」につきましては、追って発表いたします。

 ゲームは、1560年の今川義元の尾張侵攻を舞台にしており、尾張の攻略として全部で4つある砦の攻略、上洛として京への侵入ポイントへの移動、にて再現されており、今川の侵攻と織田の強襲をゲーム化しています。まず最初にどちらの陣営が行動を行うか手番を決定し、次に攻撃が発生します。なお今川のみ、移動の後で攻撃しない場合、あと1ユニットを移動可能です。


タブレットウォーゲームが放つ4+2通りのプレイスタイル

「桶狭間の戦い」では、以下のプレイスタイルをご提供します。
プレイモード
ゲームスタイル
遊び方や用途
今川軍モード
織田軍をコンピュータが担当
コンピュータと対戦
織田軍モード
今川軍をコンピュータが担当
コンピュータと対戦
エキスパートモード
織田軍をコンピュータが担当
ルールの難易度をアップ
ウォッチ(鑑賞)モード
両軍をコンピュータが担当
コンピュータ同士の対戦を鑑賞
ソロ(一人)プレイ
一人で今川軍と織田軍を担当
作戦研究などに利用
マッチ(対面二人)プレイ
対人プレイ(ユニットが反転表示)
友人等と対戦

【セットアップ】
桶狭間の戦いセットアップ

 「こまあぷ」の「タブレットウォーゲーム」は、アナログゲームの延長でゲームを楽しむ事を目的としています。そこでソロプレイで作戦研究を行ったり、ゲーム仲間と対戦したり、コンピュータとの対戦が可能です。ゲーム仲間と対戦する事で、興味を持ち始めた方へウォーゲームの楽しさを伝えたり、しばらく遠ざかっていた知人などへ面白さを思い出してもらい、ゲームへ復帰してもらう為のツールになる事を目標としています。

 その為、ルールも簡単にしていますが、何よりゲームの内容もしっかりした作りになっています。ゲームデザインはコマンドマガジンでも活躍中の岩永秀明氏。テーマとして非常に難しい桶狭間の戦いを、現在なお研究されている内容を崩すことなく、上洛然り、尾張の制圧然りの内容で、キッチリとゲームデザインされています。


ゲームのシステム

 ゲームは次の手順で進めます。ゲーム中は、勝利条件を満たすまでこの手順を繰り返し、勝利条件を満たした時点で終了します。また手番決定時に振ったサイコロが同じ目の場合、イベントが発生します。


【ゲームの手順】
1.手番の決定
2.イベント (手番の決定で双方同じサイコロの目が出た場合)
3.移動 (今川軍は出現ポイント「駿河へ」へクスより登場、信長は【奇襲】で登場)
4.戦闘(今川軍は攻撃しない場合、更に1ユニット移動できる)

桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐ 桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐
【勝利条件】
勝利陣営
 条件
今川軍 義元ユニットの上洛ポイント「京へ」へクスへの到達
信長ユニットの撃破
織田軍の丹下砦、鷲津砦、中島砦、丸根砦の破壊
織田軍 義元ユニットの撃破
タイムオーバー

【イベント一覧】
サイの目(※)
 発生イベント イベント内容
海道一の弓取りマップ上の今川軍全ユニットが移動・戦闘可能
今川軍の反撃今川軍が直ちに手番を実行
守兵の逆襲織田軍が直ちに手番を実行(戦闘時、織田勢ユニットは戦闘力が+1)
尾張の大うつけ今川軍が織田勢ユニットを1つ除去
弁当を使こうとる今川軍の全ユニットが織田軍によって1へクスずつ退却させられる
6~8豪雨織田軍が直ちに手番を実行(戦闘時、信長ユニットは戦闘力が+1)
9以上タイムオーバー今川軍撤退につき、織田軍勝利

※数値はサイコロを振って出た目の数とその時の時間軸の数字の合計値


【主なルール】
  • 手番時の行動 移動-移動、移動-戦闘、戦闘のいずれかの行動が可能です。
  • 移動 各ユニットは最大2へクスの移動が可能です。ただし、敵ZOCの影響を受けます。
  • ZOC 敵ユニットと隣接するへクスに入るとそれ以上の移動は不可となります。
  • 戦闘 戦闘力の合計値+サイの目の合計値が大きい方が勝利します。
  • 退却 戦闘後、勝利側は敗北側のユニットを2へクス退却させることができます。ただし、既にユニットがいるへクスや敵ZOCには退却不可です。
  • 除去 戦闘で値が2倍以上の差で敗北したユニット、退却できないユニットは除去されます。
  • 前進 戦闘後に敵ユニットが退却または除去された場合、そのユニットがいたへクスに移動する事ができます。
  • ユニット情報 一度でも戦闘を行うと公開されます。
  • 時間軸 イベントの発生で[+1]されます。ただし、最大値は[+4]です。今川軍の戦闘力が変化します。

【今川軍ルール】
  • 登場 今川軍は手番中に[増援]コマンドにより、出現ポイント「駿河へ」へクスから自軍ユニットを登場させる事ができます。(1回の手番中2ユニットまで/上限5ユニット)(種類はランダム)
  • 戦闘力 今川軍は時間軸の経過と共に戦闘力が低下します。
  • 桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐
  • 特別行動 今川軍は1回目の移動の後に戦闘を行わない場合、更にもう1ユニット登場・移動させる事ができます。

【織田軍ルール】
  • 配置 ゲーム開始時点で「砦」へクスに配置されています。(種類はランダム)
  • 奇襲 織田軍はゲーム中一度だけ[奇襲]コマンドにより信長ユニットを登場させる事ができます。(今川軍ユニットと隣接するへクスでも可。ただし、「駿河へ」へクスは除く)

桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐

桶狭間の戦いって何?

 1560年、名門・今川義元は、駿河・遠江・三河の兵を率い、大軍で尾張へ侵攻した。侵攻した理由は、東海地区の制圧とも、京への上洛とも言われているが定かではない。
 尾張は足利一門の斯波家が守護であったが、実権は守護代の織田家が握っていた。両者の折り合いは悪く、守護職・斯波義統は織田信友に討ち取られ、義統の子・義銀は織田分家の信長を頼る。今川が侵攻した頃の尾張は、その信長によって統一されていた。

東西足利家の没落 (将軍と鎌倉公方の衰退)

 室町幕府は将軍が京に、鎌倉公方が関東に位置し、開かれた幕府であった。しかしながら年月が経つと血縁関係も薄れ、次第に対立するようになる。この頃の状況はというと、西では将軍・足利義輝が三好長慶と対立し、細川晴元、六角義賢、畠山義政らが支援していた。そして東では、鎌倉公方を支える関東管領職を長尾景虎が譲渡され、上杉謙信として関東制覇を目指していた頃である。
 こうした状況下、足利が倒れれば吉良家が変わり、吉良家が倒れれば今川家が変わるという言い伝えから、今川義元が上洛を目指したとされる戦いが、今回の舞台となる。仮に上洛したとして、将軍になろうとしたいたのか、細川晴元らと足利義輝を支えようとしていたのかは不明である。

名門・斯波家の没落 (もうひとつの足利家)

 足利一門とされる斯波家は、三代・秦氏の長子が祖とされ、秦氏の兄弟を祖とする吉良や今川よりも家格が高く、血筋としては足利本家と同格に近い家柄である。鎌倉時代も足利本家の重鎮として、主家を支え続けてきた。そうした一族が足利尊氏に付き従い貢献した事で、尾張の他、越前や遠江の守護にもなり、室町幕府では大きな力を持つ事となる。
 しかし月日が流れると、越前では守護代の朝倉家が実権を握り、尾張は同じく守護代の織田家が実権を握った。その尾張では、守護職・斯波義統と織田信友が反目し、義統は信友に討ち取られてしまう。そこで義統の子・義銀は信長を頼り、信友は信長に討ち取られた。こうして尾張は信長の手により統一されていったのである。

桶狭間の戦い‐Drive on Okehazama‐

東海道の制圧なのか上洛なのか (東海道の歴史)

 こうした状況下、今川義元は尾張へ侵攻するが、この地の戦いには因縁深い歴史がある。まずひと世代前の話になるが、遠江は斯波領であった。それを駿河の今川が奪取したのである。怒った斯波は遠江の奪還を目指して戦うが、無謀な戦いが続く事で、守護代の織田家とのわだかまりが形勢され、両者の関係悪化へ繋がるのである。
 遠江ではその後もシーソーゲームは続き、間に挟まれた三河の松平家は翻弄され、幼少期の家康が人質生活を送る話へ繋がる。桶狭間の戦いの目的が上洛ではなく、実は東海道の制圧であったとする説は、こうした歴史があるからである。

桶狭間のその後

 桶狭間の戦いで今川義元は討ち取られ、子の氏真が跡を継ぐ。だが後に、三河で独立した徳川家康と甲斐の武田信玄によって、今川領は二分されてしまう。信玄に追われた氏真は北条領へ逃げ込み、その後は徳川家康によって庇護され、江戸時代も今川家は高家として残された。
 信長は桶狭間の後、美濃、伊勢を手中にし、斯波の旧領・越前への侵攻を目指し、朝倉義景と敵対する。その過程で近江の浅井長政とも敵対関係となり、結果、近江・越前をも手中にした。こうして、尾張・美濃・伊勢・越前・近江を掌握した織田信長は、天下布武を目指して展開する事となる。


 今川の侵攻の理由が明確にされてはいないものの、本ゲームでは、上洛説、東海地区制圧説、双方を取り入れ、京への上洛ポイントへ到達するか、尾張の全砦を奪取すると今川の勝利としている。またそれが達成できない場合は、時間切れで織田の勝利とする。



アナログ版「桶狭間の戦い」(盆栽ゲームズ)

 「BGO(盆栽ゲームズ・オンライン)」より発売予定の「桶狭間の戦い」の情報は、以下のページに掲載予定です。
※アナログ版「桶狭間の戦い」は予定されているものの、時期は未定となっているそうです。

■盆栽ゲームズオンライン
http://www54.atwiki.jp/bonsaigames/
桶狭間の戦い-盆栽ゲームズ-

※画像はテストプレイ用のサンプル画像です。

桶狭間の戦い 更新履歴

2023/10/02 3.0.2.0 Android版/iOS版/Windows版/Amazonストア版更新
2023/08/21 3.0.1.0 Android版更新
2022/07/28 3.0.0.0 Android版/iOS版/Windows版/Amazonストア版更新
2021/07/08 2.1.1.0 Android版更新(64bit版修正)
2019/07/11 2.1.0.0 Android版/iOS版/Windows版/Amazonストア版更新(64bit化対応)
2019/04/20 2.0.1.0 Android版/iOS版/Windows版/Amazonストア版更新
2019/04/17 2.0.0.0 Amazonアプリストア版配信開始
2019/04/17 2.0.0.0 Android版/iOS版/Windows版更新
2019/01/18 1.4.1.0 iOS版更新
2018/12/30 1.4.1.0 Windows版更新
2015/12/06 1.4.0.0 iOS版更新
2015/12/02 1.4.0.0 Windows版配信開始
2015/11/30 1.4.0.0 Android版更新(表示物の修正)
2015/06/09 1.3.0.0 iOS版更新(鑑賞/エキスパートモードの追加)
2015/06/03 1.2.0.0 iOS版配信開始
2015/05/29 1.3.0.0 Android版更新(鑑賞/エキスパートモードの追加)
2015/05/22 1.2.0.0 Android版更新(今川軍プレイモードの追加)
2015/05/14 1.1.0.0 Android版更新(織田軍プレイモードの追加)
2015/04/10 1.0.5.0 Android版更新(UIを従来製品型へ変更)
2014/11/27 1.0.1.0 Android版更新
2014/11/26 1.0.0.0 Android版配信開始